手をつなごうとしたらピシャリ!トランプ大統領がメラニア夫人から拒否される
イスラエルを訪問中のトランプ大統領にちょっとしたハプニングが起き、話題となっている。
●手をつなごうとして拒否される
トランプ大統領は5月22日、第2の訪問国であるイスラエルに到着し、ネタニヤフ首相や閣僚などから温かく迎えられた。
しかしエア・フォース・ワンから降りて、空港のカーペットの上を歩いている時に、思わぬハプニングが。
トランプ大統領が隣を歩いていたメラニア夫人と手をつなごうと腕を伸ばした所、夫人はその手をピシャリとはねのけた。
It appears First Lady Melania Trump slaps away Pres. Trump’s hand as he reaches to hold it while on tarmac in Israel pic.twitter.com/rWsYlrEJeS
— Niraj Warikoo (@nwarikoo) 2017年5月22日
上の動画では見えにくいが、下の拡大された動画でははっきりと映っている。
Most of America feels the same, Melania pic.twitter.com/Ibde9GWm5u
— Karen Civil (@KarenCivil) 2017年5月22日
何故、手をはねのけたのか?もしかしたらメラニア夫人は手をつなぐのがその場にふさわしくないと諌めるつもりだったのかもしれないが、理由は明らかにされていない。
●現職大統領として初めて「壁」を訪問
トランプ大統領はその後、アメリカの現職大統領として初めてエルサレムにある「嘆きの壁」を訪問。壁に手をついて祈りを捧げた。
「嘆きの壁」とは、ユダヤ教で最も神聖な場所であるエルサレム神殿のうちの一部とされ、神殿の破壊を嘆き悲しむためにユダヤ人が集まることから、そう呼ばれたとされている。
しかしそもそも「嘆きの壁」を含むエルサレム旧市街はかつてのパレスチナの中心都市であり、1967年の第3次中東戦争でイスラエルがヨルダンから占領して併合。
以来、イスラエルの管理下に置かれているが、国際社会は第3次中東戦争でイスラエルが勝ち取った土地を「占領地」と位置づけているため、エルサレムがどこの国に帰属するかは決まっていない。
にもかかわらず、もしイスラエルの案内でこの場所を訪れるとなると、エルサレムがイスラエルのものであると認める形になるため、これまでアメリカの現職の大統領はパレスチナ側への配慮から、訪問を見合わせてきたという。
もっともトランプ大統領も「嘆きの壁」を訪れるにあたり、「個人的な訪問」という形をとったそうだが、現在イスラエルはパレスチナへの入植を進め、パレスチナの住民を強引に退去させており、国際社会からも非難を浴びている。
トランプ大統領は機密情報の漏洩などでイスラエルとの関係修復を考えているようだが、中東和平の再開などさまざまな問題にどう対処するのか、今後の動向に注視していきたい。(了)
出展元:METRO:Donald Trump went to hold Melania’s hand – she had other ideas(5/22)