中国の動物園が犬をオオカミに見立てて展示?ネット上で動画が拡散
中国の動物園で、オオカミの檻に犬が入れられていたとして、その投稿が拡散されている。
看板にも「オオカミ」と書かれていた
動画が撮影されたのは、湖北省咸寧市にある「Xiangwushan動物園」だ。
3月2日に中国のSNSに投稿された動画において、動物園を訪れた撮影者は、オオカミの檻の前にいると主張。実際にその檻の看板にも「オオカミはこちら」と書かれていたという。
しかし移動してみると檻の中には、オオカミとは似てもにつかない「ロットワイラー」と思われる犬が入れられており、その様子も撮影されたそうだ。
動画の中で撮影者は「うわ!お前がオオカミなの?」と驚きを示しており、その後動画は拡散。他のユーザーからも、ジョークに満ちたさまざまなコメントが寄せられた。
動物園のスタッフに聞いてみたら…
動画の撮影者である徐さんによれば、その後動物園のスタッフに「どうしてオオカミの檻に犬がいるのか?」と尋ねたという。
するとスタッフは「その檻にはずっとオオカミが入っていたが、高齢のために死んだ」と答えたそうだ。
また地元メディアに対して、動物園のスタッフは一時的に犬をオオカミの檻に入れていただけと証言。さらに入園者が来ないため、動物園の運営が厳しく、財政的にも苦しんでいることを示唆したとか。
しかし地元の森林局は、オオカミの檻に通じる看板を外すよう指示したという。
ウェイボでは、あるユーザーが「せめてハスキーを手に入れてくれ!」とコメント。「少なくともオオカミに似ている」と述べたという。
また「ショックを受けた」や「少し悲しい」「犬がオオカミのエサではないと知って安心した」といったユーザーの声も寄せられたそうだ。(了)
出典元:MailOnline:Chinese zoo ‘tries to pass off DOG as a wolf’ after workers claim wild beast ‘died of old age’(3/6)
出典元:BBC:China zoo ‘tries to pass dog off as wolf’(3/6)