耳に水が詰まった、と思っていたら、出て来たのは小さなゴキブリだった
耳の中に3日間ゴキブリが住み着いていたという男性のことが、海外メディアの記事になっている。耳に水が詰まってなかなか取れない、と思い、医者に行ったらゴキブリが発見されたというのだ。
プールに行ってから耳が変に
海外メディアが記事にしたきっかけは、本人のFacebook投稿のよう。 1月10日付けで、証拠写真付きのこんな投稿がある。
土曜日、耳が詰まって医者に行った。医者は、何も見えないと言い、自然に治るだろうと言った。今日、セカンドオピニオンを求めて別の医者に行ったところ、私の耳からゴキブリを取り除いてくれた。3日間、耳にゴキブリを入れたままということに(泣)
彼(ニュージーランド在住のZane Weddingさん)が最初に行った医者が、「自然に治るだろう」と言ったのには理由がある。彼の耳がおかしくなったのは、前の日にプールに行ってからだという。プールの水が耳に入ったのだと思った彼は、医者にもそう言った。
その時医者から受けたアドバイスは、ドライヤーの風を耳に当てて中の水を蒸発させるように、というもの。これは一応、理にかなっている。
帰宅した彼はそれを実行したが、「水」は取れない。そればかりか、じっとしていても「水」が耳の中で動くので、音が気になって仕方がなかったそう。他にも、耳垢が取れると言われているロウソク「イヤーキャンドル」を試したり、片足でジャンプしたり、ガムを噛んだり、ジョギングしたり……涙ぐましい努力をしたがダメだった。
小さなゴキブリ
そんなこんなで3日目の土曜日になり、彼は別の医者に行った。耳の中を調べた医者は「虫がいる!」と驚き、早速取り出した。その時、ゴキブリは死んでいたと見え、胴体が半分にちぎれたそうだ。Facebookの写真は頭のある方の半分。
3日間小さなゴキブリを飼っていたZaneさんは、メディアの取材を受けてこう言う。「虫だとわかって全ての謎が解けましたよ。じっとしていても『水』が動いていたのは、水じゃなく、僕の頭の中のゴキブリだったんです」
しかし、まだ解けない謎はある。そもそも、ゴキブリがどうやって彼の耳に入ったのか?
これについて言及している海外メディアはない。プールの水に小さなゴキブリが浮いていて、それが偶然水と一緒に入ってしまった、と推測してみたがどうだろうか。(了)
出典元:New York Post:New Zealand man had cockroach living inside his ear for three days(1/13)
出典元:CNN:‘A cockroach moving in my head’: Insect removed from man’s ear after three days(1/13)