イギリス国防相、ウクライナへ装甲車や長距離砲を含めたさらなる武器支援を約束
3月31日、イギリスでウクライナを支援する会議が開かれ、英国防相のベン・ウォレス氏は、さらなる武器供与などを約束した。
防空・沿岸防衛システム、装甲車も含まれる
35カ国が集まった第2回ウクライナ国際防衛ドナー会議(IDDCU)が31日に開催され、ウクライナへの支援が話し合われた。
会議後の記者会見で、イギリスのベン・ウォレス国防相は、多くの国がウクライナを支援するためにさまざまなアイディアを出し、また資金提供の約束もしてくれた、と語ったという。
またウクライナへさらなる武器供与を行うと約束し、次のように述べた。
「この援助には、防空・沿岸防衛システム、長距離砲、対砲撃能力、装甲車、さらに幅広い訓練と後方支援が含まれる予定です。この会議はプーチン大統領による違法かつ、いわれのないロシア軍による侵略に直面しているウクライナを支援するという国際社会の決意を示すものです。我々は、ウクライナへの軍事支援を強化し、ロシア軍を撃退し続けるウクライナの軍隊がより強くなることを確実にするために、連携を強めています」
ウクライナの首都付近の戦況は?
またウクライナ軍によれば、首都・キーウ(キエフ)周辺のロシア軍は、攻撃力をほぼ使い果たしているという。
ウクライナ地上軍副参謀長のオレクサンドル・フルゼビッチ氏も、キーウ周辺のロシア軍は攻撃力を失い、直接戦闘よりも長距離攻撃などの戦術に変化しつつあると話している。
ただフルゼビッチ氏は「敵は攻撃力をほぼ使い果たしたが、キーウ周辺に残っている戦力は少なくない」と述べたという。
またウクライナのゼレンスキー大統領も、ロシア軍が同国北部から撤退を続けていることを確認したが、この動きは「戦術的な撤退」であると表現している。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war latest: Russian forces leave Chernobyl; Germany rejects Putin’s gas supply ‘blackmail’ – live(3/31)