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ウクライナ軍が南部のヘルソン州で2つの集落を奪還、東部でも進撃

ウクライナ軍が南部のヘルソン州で2つの集落を奪還、東部でも進撃
Twitter/ТРУХАEnglish

ウクライナ軍は、南部のヘルソン州にある複数の集落を解放したという。

 

ロシア軍の防衛線の深部へ侵入

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は10月3日、声明でウクライナ軍がヘルソン州にある2つの集落、アルハンヘルスケ(Arkhanhelske)とミロリュビフカ(Myrolyubivka)を解放したと述べた。

 

またロシア軍も、ウクライナの戦車部隊がヘルソンの前線を突破し、ゾルタヤ・バルカ村(Zoltaya Balka)とアレクサンドロフカ村(Alexsandrovka)の周辺で、防衛線の深部へ侵入したことを認めているという。

 

Twitter/Michael MacKay

 

ただ、ロシア側に任命されたヘルソン州の副責任者であるキリル・ストレムソフ氏は、同地域の西部おける戦況はロシア軍により「コントロール下」に置かれていると主張している。

 

ストレムソフ氏は、ウクライナ軍が防衛線の突破を試みているものの、西部のミコライウ方面ではすべてがコントロール下に置かれており、ウクライナ軍がロシア航空宇宙軍から攻撃を受けたと述べたという。

 

しかしロシアに任命された責任者のウラジミール・サルド氏は、ロシア国営メディアに対して、ヘルソン地域でウクライナ軍が、ある程度の地歩を固めたことを認めている。

 

リマン近郊の村も奪還

 

一方、東部ではウクライナ軍がさらに進撃を続け、リマン近郊の村をロシア軍から奪還したという。

 

ウクライナ軍は10月2日、ドネツク州のリマン近郊にあるトルスケ村を奪還したと発表。

 

ウクライナ東部軍の報道官であるセルヒイ・チェレバティ氏によると、ルハンシク州のクレミンナに向けて後退を余儀なくされているロシア軍は、ウクライナのミサイル部隊、大砲、空軍から「猛攻撃」を受けているという。

 

ロシア軍が司令官を解任

 

またロシア側の動きだが、ニュースメディアの「RBC」は、ロシア西部軍管区の司令官、アレクサンダー・ジュラヴリョフ大佐が解任された、と報じている。

 

ジュラヴリョフ大佐は、ロシア軍を構成する5つの軍管区の1つを率いていたが、これまでの一連の敗北の責任を取らされたと考えられている。

 

これまでもウクライナ侵攻では、多くのロシア軍の高官が解任されてきたが、今回はその最新のものになるという。(了)

 

出典元:The Guardian:Head of Zaporizhzhia nuclear plant released; Kremlin unclear on which parts of Ukraine it is annexing – as it happened(10/3)

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