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高齢者による「若者よ、投票するな!」動画が生まれた背景

高齢者による「若者よ、投票するな!」動画が生まれた背景
YouTube/ACRONYM

7月21日に参議院選挙を控え、街中に選挙色が広がってきている。選挙の前後で毎回注目されるのが、投票率の低さ、特に若者層の投票率の低さだ。

 

若者が投票に行かないため、高齢者の意思が政治に反映されがちになるというのは、何も日本に限られたことではない。

 

このタイミングで、過去にアメリカで作られた1本の動画が注目を集めている。

 

高齢者が「若者よ、投票するな」と訴える

 

その動画がこちらだ。

 

 

高齢者たちが口々に「全てうまく行っているじゃないか!」と、若者に訴えかけるこの動画。身なりの良い高齢者たちは口々にこう主張している。

 

「トランプこそ、私たちの代表者だ」
「富裕層の税金カット? 最高だね。私はがっつり金持ちだから」
「温暖化はあなたたちの問題よ。私はすぐに死んじゃうからね」
「学校での銃乱射はもちろん悲しいわ」
「でももう50年も学校に入っていないから」
「どの命が大切かなんて考えていられない」

 

彼らはこれほど本音を明らかにしても、「でもお前らは投票しないだろ」と自信満々だ。

 

「Instagramのミーム(文字を付け加えて感情を表現した画像)にいいね!ってするだろうね」「天気が良ければデモに参加するかも」「Facebookでこの動画をシェアするんでしょ?」「でも投票なんてしやしない」「私たちは投票するけどね。あらゆる選挙に」と、高齢者たちは口々に語り始める。

 

ほかにもユニークな動画で投票を訴える

 

高齢者の主張動画が投稿されたのは、2018年9月23日。2018年11月6日に行われたアメリカ中間選挙に向けて投稿されたものだ。

 

作成者はワシントンD.C.にある啓もう団体のACRONYM。ほかにもこんなユニークな動画を投稿している。

 

 

お洒落なカフェで「コーヒーがまずい」と文句を言いながら、パソコンをいじっている男性の元に、一人の女性がやってくる。女性が「投票に行くの?」と聞くと、男性は「どっちの党も僕の思想とは違うからね。システムが壊れているんだ」と政治を語る。

 

すると女性は携帯電話を取り出し、警察に電話。「目の前にいる第二のタランティーノぶった男が、投票しないと言っているの」と通報してしまう。女性の意外な行動にびっくりした男性は、思わず「僕の次の映画に出て」と出演をオファーして動画は終わる。

 

 

また、こんな動画もある。ある州で立候補しているというスティーブが、選挙CM風に「投票するな」と訴えている。

 

「州の代表なんてそんなに重要じゃないからね。条例を可決したり、予算を承認したり、年金を運用したり、公立学校や君たちが毎日飲んでいる水を管理したり、あとすることなんて100ちょっとぐらいしかないよ」と自信満々に主張をした後に、ナレーションがこう付け加える。

 

「投票に行きましょう。スティーブを当選させないためにね」

 

昨年のアメリカ中間選挙では、連邦議会下院の全議席と上院100議席のうちの35議席が決定した。結果的に、上院はトランプ大統領のいる共和党が多数派のままとなったが、下院は野党である民主党が多数派という結果となった。

 

この結果は、トランプ政権の2年間に米国市民が下した審判としてとらえられている。

 

7月21日、日本はどんな審判を下すのだろうか。(了)

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