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イラン当局が再び、抗議デモに参加した男性に死刑を執行、2人目となる

イラン当局が再び、抗議デモに参加した男性に死刑を執行、2人目となる
Twitter/Hannah Neumann

先日、イランで抗議デモに参加した男性が初めて死刑に処されたが、2人目となる男性も公開処刑された。

 

絞首刑に処される

 

今回、死刑が執行されたのは、マジド・レザ・ラフナバルさんだ。

 

ラフナバルさんは抗議デモに参加している最中、治安部隊のメンバー2人を刺し殺し、有罪判決を受けていたという。

 

そして12月12日、ラフナバルさんはMashhad市において、公の場で絞首刑に処されたそうだ。

 

 

12月8日には、抗議デモに関連して初めて、モハセン・シェカリさんに死刑が執行され、国内外から非難の声が寄せられていた。

 

また人権団体は、デモ参加者たちは正当な手続きを経ない、偽りの裁判の後に死刑を宣告されていると警告している。

 

実際に、ラフナバルさんは、裁判のために自分が選んだ弁護士を担当に付けるよう要求したが拒否され、選任された弁護士は彼を弁護をしなかったという。

 

英外相も死刑を非難

 

最初にシェカリさんが死刑になった時、イギリスのジェームズ・クレバリー外相は「世界は、イラン政権が自国民に対して行っている忌まわしい暴力に、目をつぶることはできない」と警告していた。

 

しかしまだデモに参加して死刑の有罪判決を受けた人が多く残っており、シェカリさんに続いて処刑が行われることが危惧されていた。

 

今回の抗議行動は、9月にイランの道徳警察によって拘束され、勾留中に死亡した22歳の女性、マフサ・アミニさんの死が引き金となった。

 

アミニさんはヒジャブ(スカーフ)を「不適切に」着用したとされ、拘束されていたという。

 

その後、アミニさんの亡くなった首都・テヘランで抗議デモが始まり、今ではイラン全土の31州、約160都市に広がっているという。(了)

 

出典元:BBC:Iran protests: Second execution carried out(12/12)

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