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アメリカ·テキサス州のショッピングモールで起こった銃乱射事件で、犯人は8人の命を奪った後、現場で射殺された。警察は今週、射殺した警官のボディカメラの映像を公開。射殺時を含めた前後の様子が編集され、5分ほどの動画にまとまっている。

別件で現場付近に居合わせた警官

米メディアによれば、その警官は事件があった5月6日、別件で通報を受けてショッピングモール「アレン·プレミアム·アウトレッツ」に来ていたとのこと。

警察が公開し、複数メディアがSNSでシェアしている動画は、重要な場面を編集で繋いだもので、逃げる市民や犯人の姿にはボカシが入っている。

冒頭で警官は、子連れの母親と普通の会話をしている。そこに、パン、パン、と銃を連射する音が聴こえてくる。警官は本部に「アウトレットモールで発砲があったと思う。人が走って（逃げて）いる」と連絡し、そちらの方向へ走り出す。

下にあるのが、メディアがYouTubeに投稿した動画だ。人々に「逃げろ！」と声をかけながら走った警官はやがて犯人を見つけ、1分ほど撃ち続ける（3:30あたりから）。「銃を捨てろ」と叫び、その後「やっつけた（I’ve got him down）」と言っている。最後に映るのは、仲間の警官が取り囲んでいる犯人の遺体（ボカシ入り）だ。

ネオナチとみられる犯人

犯人のマウリシオ·ガルシア容疑者は、「銃乱射はスポーツである」といったコメントを含め、白人至上主義的な主張をSNSで続けていた。

また、自分の体に刺青したナチのシンボルマークの写真なども投稿していたことから、ナチズムに同調するいわゆるネオナチだったと見られている。

射殺した警官の裁判は終わっており、罪には問われなかった。

警察は「この警官は危険を察知し、銃火に向かって走り、その脅威を無力化した」という賞賛のコメントを発表した。（了）

出典元：USA TODAY:Texas mall shooting: Body camera video shows officer who fatally shot outlet mass shooter(6/29)
出典元：DNYUZ:Bodycam footage captures moment brave cop guns down neo-Nazi mass shooter at Texas mall(6/29)