パキスタンで車からライオンが逃走、町の中をさまよい歩く【動画】
パキスタン南部で、車で運ばれていたライオンが逃げ出し、人々を恐怖に陥れたという。
飼われていたライオン
この出来事が起きたのは8月下旬、場所はパキスタン南部、シンド(Sindh)州の都市、カラチとされている。
ライオンは飼い主によって車で運ばれていたが、その後逃走。交通量の多い時間帯に、港町の幹線道路に逃げ込んだという。
やがて、近くのビルの地下に入り込み、地元住民を恐怖に陥れたそうだ。SNSにも複数、町を歩くライオンの姿が投稿されている。
How come no one is talking about a lion on karachi streets attacking people ? #karachithings #JustSaying pic.twitter.com/FzIckAC5t2
— Wasim Akram (@wasimakramlive) September 3, 2023
ライオンは保護され、人に被害はなし
その後、警察はビルの付近一帯を封鎖。2 歳とみられるライオンは、駆け付けたシンド州の野生動物局職員によって捕獲されたという。
野生動物監視官のムフタル・スムロ氏は、メディアでの取材に対し「誰も危険な目には遭っていません」と語っている。
A lion has arrived in Karachi#Sher #Karachi #Lion pic.twitter.com/zWVTqDNOKe
— SSN News (@MuzammilPr28421) August 30, 2023
Lion on a Roadside in #Karachi #JustPakistaniThings #Lion #viral pic.twitter.com/gZZ4yCxbvC
— Basit Subhani (@BasitSubhani) August 29, 2023
野生動物局によると、住宅地でのライオンの飼育は禁止されているため、ライオンは同局の敷地内に収容されたという。
しかし、野生のネコ科の動物をペットとして飼うことはパキスタンでは珍しいことではなく、裕福な実業家が私設の動物園を運営し、時には一般の人々のために動物をパレードさせることもあるそうだ。
ただ今回の出来事は事件として認定され、ライオンの飼い主は拘留される可能性があるという。
今年の4月にはパキスタンの首都・イスラマバードでペットのヒョウが家から逃げ出し、通りを歩き回った後に鎮静剤を撃たれる出来事もあったそうだ。(了)
出典元:INDEPENDENT:Lion causes panic in Karachi as it escapes from car into heavy traffic(8/31)