ピアース・ブロスナン、イエローストーン公園で禁止区域に入ったとして、罪を認める
映画『007』シリーズで、ジェームズ・ボンド役を演じた俳優、ピアース・ブロスナン氏(70)が、自らの過ちを認めた。
立ち入り禁止区域を歩く
ブロスナン氏は昨年の11月1日、ワイオミング州とモンタナ州の境界線に近いイエローストーン国立公園を訪れたという。
その際、公園の北部にある「マンモス・テラス」と呼ばれる、立ち入り禁止区域に踏み込んだそうだ。そこは丘の中腹から湧き出る湯が、流れていく場所とされている。
訴えられていたブロスナン氏は3月14日、裁判において、自分が道から外れ、禁止されていた場所に入ったことを認めたという。
この結果、ブロスナン氏には500ドル(約7万4000円)の罰金が科せられ、公園を支援する非営利団体「イエローストーン・フォーエバー」に対し、4月1日までに1000ドル(約15万円)を寄付するよう命じられた。
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火傷を負った人も多くいる
実は、イエローストーン公園には過去にも、警告を無視して道から外れ、重度の火傷を負った人が数多くいるという。
また禁止区域に入って、人が死亡する事故も起きているそうだ。
そのため、立ち入り禁止区域に入った人には、懲役や高額の罰金、公園への出入り禁止が課せられる場合がある。
今回の裁判で、ワイオミング州の連邦検事局は、ブロスナン氏が映画の仕事のためではなく、個人的な訪問で公園の禁止区域に入ったとし、有罪を求刑していた。(了)
出典元:The Guardian:Pierce Brosnan pleads guilty to hiking off-trail in Yellowstone park(3/14)