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「ユーロビジョン」で反イスラエルの声を上げ、英人2人が拘束される

「ユーロビジョン」で反イスラエルの声を上げ、英人2人が拘束される
X_Shukri Lawrence

先日、世界最大級の音楽イベント「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」がスイスで開催されたが、そこで反イスラエルの声を上げた2人のイギリス人が拘束された。

 

2人がステージに上がろうとする

 

「ユーロビジョン」の決勝戦は5月17日、スイスの町、バーゼルで行われたが、そこにはイスラエル代表の女性歌手、Yuval Raphaelさんも出場していた。

 

そしてRaphaelさんがステージに上がり、「New Day Will Rise」という曲を歌い終えようとした時、2人のイギリス人が抗議するために、ステージに上がろうとしたという。

 

2人はセキュリティ・バリアを突破しようとしたが、その前に警備員に取り押さえられ、1人の男性は「フリー・パレスチナ!」と声を上げた。その時の様子がこちら。

 

若者活動家グループが計画

 

その後、2人は会場から連れ出され、スイスの警察に身柄が引き渡された。

 

スイス警察は、イングランド・マンチェスター出身の男性、デビッド・カリー氏(22)と、ロンドン出身の女性、ミーガン・レオン氏(27)を拘束したと明らかにした。(ただし現在は釈放されている)

 

この抗議活動は、イギリスによるイスラエルへの武器供与の停止と気候変動対策を求める若者活動家グループ「ユース・デマンド」が計画し、2人はそのメンバーだと考えられている。

 

「ユース・デマンド」がSNSに投稿した動画において、カリー氏は次のように訴えた。

 

「イスラエルはガザに広島原爆6発相当の爆弾を投下した後、3ヶ月以上もの間、食料、水、そして重要な医療物資のガザへの流入を封鎖し続けています。イスラエルはイギリスと欧州諸国から武器と援助を受けながら、45分ごとに子供を殺害しています。おまけに、私たちは彼らと最大の舞台でパーティーをしているのです!」

 

イスラエルの「ユーロビジョン」参加が議論に

 

イスラエルの「ユーロビジョン」参加は、ガザ地区でのジェノサイドにより、広範囲にわたる論争を巻き起こしている。

 

親パレスチナ活動家は、欧州放送連合(EBU)に対し、イスラエルをユーロビジョンから除外するよう求めてきたという。

 

また17日には、バーゼル中心部の広場に、多くのデモ参加者が集まり、「イスラエルのアパルトヘイトをボイコットせよ」や「ジェノサイドのための舞台はない」と書かれたプラカードを掲げていたそうだ。

 

そして欧州放送連合(EBU)は決勝戦に先立ち、スペインの放送局「RTVE」に対し、解説者がガザ紛争に頻繁に言及した場合、「懲罰的罰金」を科すと警告していた。

 

にもかかわらず「RTVE」は、決勝戦前に黒い画面にスペイン語と英語で「パレスチナに正義を」と書かれた白い文字を映し出したそうだ。

 

ウクライナへ侵攻したロシアも、すでに「ユーロビジョン」への参加が禁止されている。(了)

 

出典元;MailOnline:British protesters arrested at Eurovision after yelling ‘Free Palestine’ and trying to storm stage during Israel’s performance(5/19)

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