結婚19年に終止符。ニコール・キッドマンが夫と結んだ「コカイン条項」とは

長年にわたり「理想のカップル」と言われてきたニコール・キッドマンとキース・アーバンが19年の結婚生活に終わりを告げることとなった。離婚理由は「和解しがたい不和」ということしかわかっていないが、親権や財産分与に関する合意内容が明らかになっている。
その中にある、「コカイン条項」とは何なのだろうか。
離婚申請書に書かれた合意内容
まずは、9月30日に米テネシー州ナッシュビルの裁判所に提出された、離婚申請書の内容を見ていこう。ふたりの月収はそれぞれ10万ドル(約1,500万円)と記載されている。
2020年にフォーブス誌で「最も稼ぐ女優」第7位(年収2,200万ドル)、2024年には第8位(年収3,100万ドル)にランクインしたニコール・キッドマンにしては少なく感じるかもしれない。
両者ともに離婚後の配偶者や子供への扶養費については、支払いは行わないことで合意している。
17歳と14歳の2人の娘については、キッドマンが主たる養育者として年間306日を過ごし、アーバンは59日間を担当することが決定。互いの悪口を言わず、子供たちが両親を愛し続けられるよう配慮することを誓約している。
「コカイン条項」とは
離婚申請書で明らかになった「コカイン条項」とは、結婚前に署名された婚前契約(プレナップ)に含まれていたものだ。
この条項によると、キース・アーバンが結婚期間中ずっと薬物を使用せずに過ごした場合、離婚時に1年あたり60万ドル(約9,000万円)ずつ支払われるというもの。これは過去に薬物依存の問題を抱えていたアーバンを、回復に向かわせるために盛り込んだものだと言われている。
キッドマンは結婚後にアーバンを支え、薬物使用をしていないとされている。そのため、結婚生活は19年だったので、アーバンは最大で1,140万ドル(約17億円)を受け取れるという。しかし、実際に彼がその金額を要求するかどうかは不明だ。
離婚は円満に進んでいるとのこと。コカイン条項は、理想のカップルとして知られてきた二人の歴史を象徴するものなのかもしれない。(了)
参考:Tyla「Nicole Kidman and Keith Urban’s monthly income listed on divorce documents as ‘cocaine clause’ is revealed」(10/2)
アイキャッチ画像出典元:nicolekidman/Instagram