シンガポールで上映された『スター・ウォーズ』の一部をカット、その理由とは?
※本文にはネタバレの内容があるため、ご了承いただきたい。
世界中で公開されている映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。しかしシンガポールで上映されたバージョンでは、ディズニーが映画の一場面をカットしていたことが明らかになった。
カットしたことで年齢制限を下げられた?
実は『スカイウォーカーの夜明け』では、シリーズで初めて女性同士のキスシーンがあるという。
しかしシンガポールで上映された映画では、この部分をカット。これはディズニーが判断し、行ったとされている。
シンガポールのメディア規制機関がBBCに語ったところによれば、ディズニーがこの場面をカットしたことで、入場者の年齢制限を高くせずにすんだという。
実際、キスシーンがなかったことで、年齢制限のランクが「PG13(13歳から、保護者同伴)」に変わったそうだ。
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— Star Wars (@starwars) December 13, 2019
映画に6つの年齢制限がある
このようなカットが、他の国でも行われたのかについては明らかになっていない。
ただ伝えられるところによれば、中国ではキスシーンがあり、アラブ首長国連邦ではカットされていたとか。
そもそもシンガポールでは、映画のレイティングシステム(見ることができる年齢制限の枠)が6つもあるという。
G:(一般指定)
PG:(保護者同伴)
PG13:(13歳から、保護者同伴)
NC16:(16歳未満は視聴不可)
M18:(19歳以上)
R21:(22歳以上)
またシンガポールでは同性婚が認められておらず、ゲイの性行為も違法とされている。(ただし法律に強制力はない)
しかし同国にはゲイ・バーやクラブもあり、毎年LGBTの人が集まる「プライド・パレード(集会)」も行われているという。(了)
出典元:BBC:The Rise of Skywalker: Disney cuts Star Wars same-sex kiss in Singapore(12/24)