『ローマの休日』がカラーで蘇る、日本でAIを使ったプロジェクトが進行中
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Makuake/十人十色
登場人物の動きも滑らかに
このプロジェクトをすすめているのは、京都大学映画カラー化同好会「十人十色」のメンバーだ。 彼らはAIや最新の画像処理技術を使い、不朽の名作『ローマの休日』をカラー化し、現代に蘇らせる取り組みをすすめているという。 しかも2時間弱の本編全てをカラー化するだけでなく、フレーム(コマ)とフレームの間をAIによって補完することで、フレームレート(1秒間の動画で見せる静止画のコマ数)を増幅させて、登場人物の動きを滑らかにさせ、高画質化・高音質化にも取り組む予定だとされている。 フレームレートを上げるとは、どういうことか?例えば50コマを10秒で見るのと、100コマを10秒で見る場合、後者の方が滑らかな映像になる。1秒間のコマ数(フレームレート)を高めれば、それだけ滑らかになるという仕組みだ。 『ローマの休日』は1953年に製作されており、日本では著作権の保護期間が終了し、パブリックドメインとなっているため、このような試みができるという。
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