消耗しきった野生のオオカミに、男性が水を与え無事に森へ帰す
ブラジルで消耗しきった野生のオオカミと思われる動物に、男性が救いの手を差し伸べた映像が公開され、話題となっている。
●突然、野生の動物が荷台に飛び乗る
その映像が撮影されたのは、中部にあるプリマヴェーラ・ド・レステという街の付近とされている。
英紙MailOnlineによればある日、田舎道を走っていたトラックの前を突然、野生のオオカミらしき動物が横切ったという。
トラックの運転手はその動物を撮影しようと一旦停車。するとオオカミは照りつける強い日差しを避け、わずかな木陰を求めてトラックの荷台に飛び乗ったそうだ。
●地面に押さえ、バケツで水を与える
運転手の男性はとても驚いたようだが、すぐにその動物が脱水症状のような状態で苦しんでいるのを察知。
相手を落ち着かせて、投げ縄を使い、トラックの外へ連れ出すことに成功する。
そしてオオカミを地面に横たえさせ、首のあたりを押さえて、青いヘルメットのようなバケツに入った水をゆっくりと口の中に注ぎ入れた。
するとやはり相当喉が渇いていたらしく、オオカミは牙をのぞかせながらも水をゴクゴク、大人しく飲み続けた。
●飛び跳ねるように森へ消えていく
運転手の男性はその後も、何度もバケツに水を入れたっぷりと飲ませると、やがて縄を緩め解放してあげることに。
するとオオカミらしき動物は体力が回復したらしく、飛び跳ねるように森の中へと消えていった。
その様子を見た運転手と撮影者はお互いにハイタッチ、笑顔で見送った。
この映像を撮影した人や、映っている男性について名前などは明らかになっていない。そして動画は4月6日に公開されてから、約4万回も再生されている。(了)
出展元:MailOnline:That’s wild! Stunned man pours water into dehydrated wolf’s mouth to revive it after it jumped into his truck in a desperate search for shade(4/16)