英の元首相がウクライナ難民に物資を届けるため、トラックでポーランドへ向かう
イギリスの元首相が、避難してきたウクライナの人々に物資を届けるため、現在ポーランドへ向かっているという。
小型トラックを自ら運転
その人物とは、デービッド・キャメロン元首相だ。彼は現在、物資を積んだ小型トラックを自ら運転し、ポーランドに向かっているという。
その物資はウクライナから逃れてきた人々を支援するためのもので、おむつから生理用品、防寒着、救急箱など、トラックに満載されているそうだ。
キャメロン氏は、トラックの運転席に座っている写真をツイッターに投稿。「私は今、赤十字に届けるために、Chippy Larderの同僚2人と一緒にポーランドへ運転しています。長いドライブになりそうだが、道中、最新情報をお伝えする」とコメントした。
I’m currently driving to Poland with two Chippy Larder colleagues to make our delivery to the Red Cross. It’s going to be a long drive, but I’ll keep you updated along the way. #StandWithUkraine️ pic.twitter.com/T0ORCT4Eek
— David Cameron (@David_Cameron) March 18, 2022
… into this – to fill a small lorry with everything from nappies to sanitary products, warm clothes to first aid kits. pic.twitter.com/Ql0b2MzuBE
— David Cameron (@David_Cameron) March 18, 2022
食料プロジェクトでボランティアをしていた
実はキャメロン氏は、オックスフォードシャー西部の「Chippy Larder」という食料プロジェクトで、2年間ボランティアをしてきたという。
そして今回、このプロジェクトを通じて、ウクライナの人々に物資を届ける取り組みに参加したそうだ。
キャメロン氏は2010年から2016年まで首相を務め、イギリスが欧州連合(EU)からの離脱を決めた翌日に辞任している。しかし今回のロシア侵攻を受け、ウクライナにさらなる人道的支援を行うよう政府にも呼びかけているという。
ベルギー王室も施設をウクライナ人に開放
またベルギー王室も、ウクライナ難民の支援に動き出している。ベルギー王室は、すでにロシアの侵攻から逃れてきたウクライナ人の家族に、自らの家を開放しているという。
「ベルギー王宮」も、すでに3つの王室施設が、ウクライナ人家族のために再利用されていると認めている。
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ベルギーには女性や子どもを中心に約1万人のウクライナ人が到着しており、フィリップ国王はすでに1週間に2回、彼らと面会したそうだ。(了)