約55年間、横断歩道で子供たちを見守り続けた女性、引退を前に生徒らがハグ
長い間、子供たちが安全に横断歩道を渡るのを手助けしてきた女性が、引退することになった。
子供たちは、彼女に感謝の気持ちを込め、プレゼントを送り、ハグをしたという。
1968年9月から働き始める
その女性とは、サンドラ・ベルーさん(87)。彼女は1968年9月にミズーリ州のインディペンデンス学区で、横断歩道の警備員として働き始めたという。
そして何十年にもわたり、生徒やその子供たち、そして孫たちまで、横断歩道での安全を見守ってきたそうだ。
しかし今年の5月26日を最後に、約55年間続けた警備の仕事を引退することに。
そして5月19日、生徒たちが彼女の元に集まり、手作りのサインや花束を贈り、感謝の気持ちを込めてハグをしたという。
This 87-year-old crossing guard retires after 55 years of service! 👏❤️https://t.co/64pWQrXJzv pic.twitter.com/dVtKaJThyg
— Good Morning America (@GMA) May 27, 2023
「仕事をしていて楽しかった」
ベルーさんは、ABC Newsの朝の番組「Good Morning America」の取材に対して、次のように語っている。
「彼ら(生徒ら)は、皆笑顔で、ずっと幸せに感じていました。(生徒たちは)私がいなくなるのがどれほど寂しいか、私に言い続けました。もちろん、泣いている人も何人かいたけど、彼らが気にかけてくれていて、私を恋しく思ってくれていることが分かって、ある意味本当に癒されました」
Hundreds of students from @Mill_Creek_ISD and @ChrismanBears joined together for National Walk to School Day. They surprised ISD crossing guard of 50 years, Sandra Bellew, with cards and flowers. Thank you @fox4kc for your coverage! #isdstrong pic.twitter.com/mr7hlRlHlB
— Independence School District (@ISDSchools) October 10, 2018
ベルーさんによれば、子供たちとハグできず、会えなくなるのと同様に、新しい人々との出会いがなくなり、寂しく思うという。
また彼女は、この仕事で多くの収入を得たわけではないが、「仕事をしていて楽しかった」と語っている。
ベルーさんは今後について、アクティブに行動したいとし、「泳いだり、水中エアロビクスをしたり、運動をして、自分の体を丈夫にし、足を強くして、ずっと続けられるようにしようと思っています」と語っている。(了)
出典元:ABC News:87-year-old crossing guard retiring after 55 years gets sweet send-off(5/25)