日本のメーカーが作るバナナハンマーがなぜか台湾で人気沸騰
精密部品のメーカーが、その技術を活かして、バナナの形のハンマーを作った。なぜバナナなのかはまったく分からないのだが、これが台湾でバカ売れなのだそう。
バナナハンマーとは
広島県に本社を置くIRON FACTORY IKEDA (株式会社キャステム)は、真っ当な精密部品を作るほかに、様々な冗談グッズを開発している。その中で、今一番人気なのがバナナハンマーだ。
同社がバナナハンマーを最初に作ったのは2019年。ハンマーと名が付いてはいるが、実体はスチール製のフィリピンバナナのレプリカで、その気になれば釘も打てるというものだ。
正式に販売が開始されたのは2020年になってから。当時のキャッチフレーズは「摂氏1000度の世界でも、バナナで釘が打てます」という、シュールなものだった。その後、ベビーバナナを象ったミニバージョンがラインナップに加えられ、日本国内での売れ行きはまずまずだったそう。
ところが、先月あたりから売上が急伸した。海外のネットで話題になり、特に台湾から、「狂ったように」注文が入っているというのだ。
ウチはメタルバナナの世界市場シェアで現在トップクラスです pic.twitter.com/PTdrtjg3Hz
— IRON FACTORY IKEDA (@IRON_IKEDA) November 22, 2023
売れている理由がよく分からない
台湾からの大量の注文に、一番驚いているのは当のIRON FACTORY IKEDAだ。1日で200本近いバナナハンマーの注文が、台湾から入るのだそう。
メタルバナナの注文がまだ止まりません。
台湾の皆さん、何に使われるんですか? pic.twitter.com/hn9om1AzuM— IRON FACTORY IKEDA (@IRON_IKEDA) December 12, 2023
一体何に使うのだろうか? 釘を打つ、ペーパーウェイトにする、冗談ギフトとして人にあげる…くらいしか使い道のないバナナハンマーに、これだけの需要があるのは不思議だ。IRON FACTORY IKEDAも理由が思いつかず、「メタルバナナの注文がまだ止まりません。台湾の皆さん、何に使われるんですか?」とXに投稿している。
ちなみに、日本ではスタンダードサイズが1個1万1877円、ミニサイズは3287円で売られている。(了)
出典元:Odditycentral:Japan’s Wacky Banana Hammers Are Taking Over Taiwan(12/15)
出典元:Odditycentral:Japanese Metal Manufacturing Factory Goes Viral with Banana Hammers(11/27)
出典元:IRON FACTORY