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職場で立ったまま「仮眠ボックス」、日本の発明が海外で話題に

職場で立ったまま「仮眠ボックス」、日本の発明が海外で話題に
YouTube/HBCニュース

立ったまま寝るためのカプセルが、会社に置かれるようになるかもしれない。オフィス用家具のITOKI(イトーキ)と合板メーカー「広葉樹合板」が、「仮眠ボックス」という異色の製品を共同開発し始めた。海外に反響が広がっている。

 

直立して寝る

 

現在はITOKIと広葉樹合板の2社間でライセンス契約が結ばれた段階。「仮眠ボックス」の具体的な仕様は未定だが、カプセルの内側には、尻の部分や頭、膝などを支えるための出っ張りや窪みが配置されているそうだ。

 

 

ITOKIコミュミケーション部の担当者は「多くの日本人は休みなく作業をし続けることがあり、トイレで仮眠を取る人もたくさんいるようです。それは不健康なので、もっと快適な場所で眠る方がいいと思います」と言っている。その快適な場所が「仮眠ボックス」、ということになるようだ。

 

海外の反響

 

経済分野の一流メディア「ブルームバーグ」を始め、イギリスの「Daily Star」や「Mirror」、オーストラリアの「News.com.au」、中東の金融情報メディア「Middle East North Africa Financial Network」、インドの「RepublicWorld.com」といった海外メディアが、この「仮眠ボックス」を報じている。

 

どのメディアの記事も、「仮眠ボックス」が生まれた背景に日本人の長時間労働があることを匂わせる内容だ。イギリスの「Daily Star」はどちらかというと批判的で、「仮眠と呼びたければそう呼べばいい。しかし、その間立ち続けなら、精神的には休息したと言えない」という意見や、「上司が、この中に入って立っていろ、と言ってパワハラに使うかもしれない」といった意見を紹介している。

 

アメリカの「New York Post」は、あからさまに批判していないものの、ツイッターに上がったコメントの中から、「職場に人を引き戻すのにこんな方法をとるわけか」、「いつでも資本主義が勝つ」といった皮肉な意見を紹介している。(了)

 

出典元:Odditycentral:Japanese Companies Develop Upright ‘Nap Boxes’ for Office Workers(7/19)

出典元:広葉樹合板株式会社:立ったまま眠れる「仮眠ボックス」がメディアで紹介されました

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