中国初のルーフトッパーが62階から転落死、危険な仕事をする理由とは?

“中国初のルーフトッパー”としてインターネット上で知られていた男性が、62階建てのビルの最上階から転落、死亡した。

 

落下の瞬間を自ら設置したカメラが捉える

 

享年26歳のWu Yongningさんは湖南省の省都、長沙市にあるHuayuan International Centreへ上っていた際、ビルの端を掴んでいた手を放してしまい、落下した。

 

痛ましい事故の後、Wuさんの亡骸は13メートルほど下のテラスに横たわっているのが発見されたという。

 

事故の様子はWuさん自らが他のビルに設置していたカメラによって捉えられていた。

 

20階近くを自力で上る

 

Wu さんと交際していたという女性、Jin JinさんがBeijing Newsに語ったところによると、Huayuan International Centreでは一般に開放されているのは44階まで。

 

それより上層階へのアクセスの際には同ビル高層階に入るホテルグランド・ハイアット長沙のキーカードが求められるという。

 

ビルの最上階には警備員もいるため、Wuさんは40階以上までエレベーターで上がった後、そこから20階近くを自力で上ったのではないかと考えられている。

 

結婚の承諾を得る前に起きた悲劇

 

Jin さんによると、Wuさんは事故の2日後にJinさんの両親から結婚の承諾を得る予定であったという。

 

さらにWu さんはスタント映像によって稼いだ額とほぼ同額の8万元を、結婚の贈り物としてJinさんの両親に渡すつもりであったという。

 

ネット上では300もの映像と100万人ものフォロワー

 

 

Wuさんはソーシャルメディアサイトで100万人ものフォロワーを有し、300もの映像を投稿していた。

 

さらにそのうち217はライブ配信であり、これによってWuさんは5万5000元(約95万円)の収入を得ていたという。

 

Wuさんが亡くなったのは先月8日のことであるが、その後Wuさんのソーシャルメディアのアカウントにビデオが投稿されず、ファンの間からは心配されていた。

 

ビデオを投稿すれば稼げると気づき転身

 

 

Wuさんは今年の初めにルーフトッパーとしてビデオを投稿する以前は、様々な中国映画において裏方で活躍する俳優として安い賃金で働いていたという。

 

しかしWuさんはルーフトッパーとして建物に上る様子を撮影してインターネット上に投稿すれば、裏方俳優業より多くの金額を稼げ、生活の質をも向上させることが出来ることに気付いたという。

 

それから10か月間の間、Wuさんは中国の超高層ビルで様々なスタントを披露してきた。

 

 

これまでには重慶市にある70階建ての高層ビルの屋上で片手で逆立ちをしたり、68階建てのビルの最上階にある狭い突起のような部分を歩くなど、彼のソーシャルメディアアカウントでは危険なパフォーマンスが次々と公開されてきた。

 

さらに彼が行ってきたスタントの中で最も有名なものの一つでは、1000メートルもの高さに位置する場所で命綱なしで懸垂を行うものなどもある。

 

自分の命を危険にさらすような行為によって金銭が稼げてしまうとは、痛ましい事故そのものも悲劇であるがなんともやるせない思いがしてならない。(了)

 

 

出典元:Daily Mail:Chinese ‘rooftopper’ unwittingly films his own death as he plunges from the top of a 62-storey skyscraper while doing pull-ups for video stunt(12/11)

出典元:Mirror.co.uk:Daredevil ‘rooftopper’ unwittingly films his own death and plummets 62 storeys while performing skyscraper stunt(12/11)

 

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