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南仏の美術館がショック!所有している絵画の6割がフェイクだと判明

南仏の美術館がショック!所有している絵画の6割がフェイクだと判明

南フランスの美術館が所有していた多くの絵画が、贋作(偽物)だったことが明らかにされた。

 

140点中82点が贋作だった

 

偽物の絵画が多く発見されたのは、Elneという街にあるTerrus美術館。

 

そこは地元のアーティストであるEtienne Terrus 氏の業績を称えるために建てられて、アンリ・マティスのアート作品なども展示していたという。

 

そして先日、新たな作品の展示に向け準備していたところ、美術史家のEric Forcadea氏が140作品のうち82点が贋作だと気づいたそうだ。

 

さらに美術館側が専門家の委員会に調査してもらった結果、多くの絵画がTerrus氏によって描かれたものではないことも明らかになった。

 

市長も落胆「これは大惨事です」

 

この美術館は市によって運営されていたが、過去数十年の間に油絵や水彩画、デッサンなどの作品を揃えるため、合計で約14万ポンド(約2100万円)も支払ってきたという。

 

また地元の2つの団体も他の作品を集めるため資金を募り、その多くがTerrus美術館へ寄付され、個人のコレクターも所有していた作品を遺贈したと言われている。

 

Elne市のYves Barniol市長は取材に対し、次のように語っている。

 

「これは大惨事です。私は美術館を訪れた全ての人々、そして偽のアート作品を見て、入場料を支払った全ての人々と同じ立場です。これは耐えられないことです。私は責任のある者が明らかになることを願っています」

 

さらに市長は、先日この美術館の改装を行い、30万ユーロ(約4000万円)も投じていたと明かし、今後も地元のアート作品のプロモートを続けていくとしている。

 

事件の背後には犯罪ネットワークが存在か?

 

市はすでに詐欺や偽造に対し法的に告発しており、警察も偽の作品を押収。それらを販売したディーラーや贋作を作った者を捜査しているという。

 

と同時に捜査員らは、他の美術館にもフランス南部出身のアーティストのものとされる偽の絵画が含まれている可能性があると見ている。

 

つまり今回のような事件の背景には、よく組織された犯罪ネットワークの存在があると考えているそうだ。

 

また美術専門家によれば、世界にある主要な美術館に所有されている作品の20%は、本来のアーティストが描いたものではない可能性もあるという。(了)

 

出典元:NYPost:French museum discovers more than half of its paintings are fake(4/28)

出典元:The Telegraph:French museum discovers half of its collection are fakes(4/28)

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