ぬかるみにはまり車上で5日間過ごした男性たち、ワニの恐怖にも耐え無事救助される
オーストラリアで魚釣りに出掛けた男性2人の車がぬかるみにはまり、5日間にわたり車上で耐え続けたという事件が起こった。その間ワニにも襲われる、という恐怖の体験とは。
楽しい旅が一転、車中泊ならぬ車上泊する羽目に
今月17日(金)、オーストラリア西部で、男性2人が1匹の犬を連れて魚釣りに出掛けたところ、車がぬかるみにはまり立ち往生してしまったという。
満潮から身を守るため、彼らは車の屋根の上に乗り、救援を待った。
その間、万が一に備えて、親しい人たちへのビデオメッセージを作ったそうだ。
そして、遭難してから5日経った21日(火)にようやく救助された。
5日間耐えた後に無事救助される
「彼らは疲れ切っており、脱水と熱中症になっていた。我々が助けに来たのを見て、非常に喜んでいた。」と警察の救助隊は取材に答えた。
彼らは常備食を食べて持ち堪えていたという。しかし、ダンピア半島で発見された時は、食料も全て尽きてしまっていたそうだ。
満潮と空腹の試練に、さらにワニが襲いかかる恐怖
地元メディアの取材に、被害に遭った男性が語る。「昨夜はワニに取り囲まれたんだ。ワニは僕たちの犬に襲いかかろうとしていた。」
「きっと誰かが助けに来てくれる。」
お互い励ましあうなどして、2人だったのが精神的にも良かったようだ。
男性たちが戻らないのを心配した家族からの通報を受け、21日に警察は捜索を開始。そして同日に無事発見された。
警察によると、発見された地域は「何もない場所のど真ん中」で、潮の満ち引きが激しいことで有名だという。(了)
出典元:BBC:Australian men forced on to car roof to escape crocodiles(11/23)