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アイスランドで再び溶岩が流出、家々を飲み込んでいく

アイスランドで再び溶岩が流出、家々を飲み込んでいく
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アイスランド南西部の町で、再び噴火が起き、家が火災に巻き込まれる事態となった。

 

2つの亀裂が発生し、溶岩が流出

 

噴火が確認されたのは1月14日、場所はアイスランド南西部の漁師町、Grindavíkとされている。

 

ここでは地震活動が活発で、14日には2つの亀裂が地面で発生。地元当局は、前日に住民らに避難するよう指示していたという。

 

最初の亀裂は14日の午前8時、町から約450m離れた地盤に生じ、そこから溶岩が流れ出したそうだ。

 

さらに正午頃にも、町外れで2つ目の亀裂が開き、夕方までに長さが約100mに達し、そこから流れ出した溶岩が家々を飲み込んだという。

 

「まるで映画を見ているよう」

 

この溶岩の流出により、少なくとも3軒の家が火災に巻き込まれたそうだ。地元住民の男性、Sveinn Ari Gudjonssonさん(55)は、AFP通信に、次のように語っている。

 

「このような小さな村では、私たちは家族のようなもので、誰もがお互いを家族として知っています。これを見るのは悲劇です。非現実的です。まるで映画を見ているようです」

 

アイスランドのGuðni Jóhannesson大統領によれば、住民の命が危険に晒されているわけではないが、インフラが脅威にさらされているという。

 

アイスランドの国民保護庁は警戒レベルを、3段階評価のうち最も高い「緊急」に引き上げたそうだ。

 

Grindavíkの町では昨年12月18日に強力な噴火が起き、町の住民3800人が予防措置として、噴火の数週間前からすでに避難していたという。

 

そして年が明け、ここ数週間で100人以上が町に戻っていたが、1月13日には再び避難を余儀なくされた。(了)

 

出典元:The Guardian:Houses set alight as lava from volcano eruption reaches Icelandic town(1/14)

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