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メキシコ南部の海岸で、中国人を乗せたボートが転覆し、8人の遺体が発見された。

不法移民の通るルート

その遺体が見つかったのは3月29日、場所はメキシコ南部にあるオアハカ州の海岸とされている。

その場所は、アメリカに入国しようとする不法移民の通るルートとされ、中国人の女性7人と男性1人は、3月28日にグアテマラとの国境にあるチアパス州から出港したボートに乗っていたという。

そのボートはメキシコ人が操縦しており、まだ何があったのか、原因は不明だが、その後転覆したと見られている。

その後、8人の中国人の死亡が確認されたが、1人は生き残ったそうだ。現在、検察当局が事故原因を調査しているという。

#Watch | Eight Chinese migrants were found dead off the #Mexican southern coast after their vessel capsized. pic.twitter.com/K9l8iIcKxq

— DD India (@DDIndialive) March 31, 2024

中国人の不法移民も増加

メキシコからアメリカへ不法に入国しようとする移民は近年増加しており、2021年以降、630万人以上が不法入国したという。

そのほとんどは中米の人々で、主にギャングの暴力、貧困、政治的弾圧、自然災害などの一連の複雑な危機から逃れるために、不法入国するそうだ。

ただ最近は、中国人の移民も増えており、彼らは中国国内の経済の低迷や、政治的抑圧から逃れようとしているという。

昨年、アメリカとメキシコの国境で拘束された中国人は3万7000人以上。2年前の約50倍になっており、メキシコの移民施設や避難所は、増加する移民によって溢れ返っているそうだ。（了）

出典元：BBC：Mexico: Eight Chinese migrants found dead on beach(3/31)