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女子生徒の裸の画像をAIで作成、拡散させた少年らに裁判所が有罪判決【スペイン】

女子生徒の裸の画像をAIで作成、拡散させた少年らに裁判所が有罪判決【スペイン】
flickr_Tim Reckmann

スペインで男子生徒たちが、女子生徒の裸の写真をAIで作成したとして、裁判が行われた。

 

13歳から15歳の少年が関与

 

警察は昨年、スペイン中西部、エストレマドゥーラ州の町、Almendralejoに住む両親が、娘の偽造された裸の画像がWhatsAppグループで拡散されていると報告したことを受けて、この事件の捜査を開始したという。

 

このわいせつ画像はAIを使って作成されており、その後、警察は画像の作成と共有に関与した13歳から15歳の少年、15人を特定。裁判が続けられていたそうだ。

 

そして7月9日、少年裁判所は15人の少年に対し、児童虐待画像を作成したとして有罪判決を下し、1年間の保護観察処分を言い渡した。

 

SNSのプロフィールから少女の顔を取得

 

その裁判の判決によれば、少年たちは人工知能アプリケーションを使用して、少女のソーシャルメディアのプロフィールから顔の画像を取得し、その画像を女性の裸の体に重ね合わせたという。

 

そして加工された写真はその後、2つのWhatsAppグループで共有されたそうだ。

 

スペインの法律では14歳未満の未成年者は起訴されないが、彼らは児童保護サービスに送られ、更生コースへの参加を強制される可能性があるという。

 

また被告らは全員、裁判所から、「ジェンダーと平等の認識」及び「テクノロジーの責任ある使用」に関する授業を受けるよう命じられたそうだ。

 

被害者の1人の母親は以前、次のように語っていた。

 

「それ(画像)を見るとショックを受けます。この画像はまったくリアルです。娘の体を知らなかったら、この画像が本物だと思ったでしょう」

 

この事件はスペイン社会において、ディープフェイク技術の有害かつ虐待的な使用に関する議論を引き起こしたという。(了)

 

出典元:The Guardian:Spain sentences 15 schoolchildren over AI-generated naked images(7/9)

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