【動画】DV男が窓をたたき割る際に腕を切り、大量失血してパニックに
12月16日、DV被害者の女性がFacebookに投稿した、DV男が即座に天罰を受ける動画が話題を呼んでいる。
窓を叩き割って大量出血
話題になっている動画がこちらだ。
撮影と投稿をしたのは、米フロリダ州在住のエイミー・マーフィーさん(27歳)。当時の彼氏であるエンリケ・ロドリゲス(32歳)が窓をたたき割り、割れたガラスで腕を切って大量出血し、マーフィーさんに「エイミー、お願いだ。警察を呼んでくれ」と叫んでいる動画だ。
激怒の原因はSNSの投稿
2人は5年間にわたり、別れたり戻ったりを繰り返していたという。この動画が撮影された時にはよりを戻しており、カップルは撮影された家で2歳になる娘とロドリゲスの子どもら、そしてルームメイトと暮らしていた。
この日、マーフィーさんのSNSの投稿を見たロドリゲスは、「まるで彼氏がいないようにふるまっている」と激怒。口論の末に一度は家を出たのだという。この時、防犯カメラの映像により、マーフィーさんは首にほど近い胸部を殴打されるなどの暴力を受けていたことが明らかになっている。他にも首を絞める、ドアに叩きつけるなどの暴力があったそうだ。
家に戻ってきて窓をたたき割ったロドリゲスだが、彼は玄関の認証コードを知っていた。しかし、怒りのあまりに何度も間違えて開かなかったのだという。その尋常ではない様子に恐怖を感じたマーフィーさんは、動画の撮影を開始したそうだ。
911に連絡をしたマーフィーさんは、指示に従って止血処置を実施。それでも救急車が到着した時には、大量に失血したロドリゲスはぐったりと横たわっていたという。
3日後に退院し、逮捕
緊急搬送されたロドリゲスは、3日間入院。退院後、両親の家で逮捕されたが、翌日に3000ドル(約46万6000円)の保釈金で釈放された。
現在は12カ月の保護観察処分を受け、フロリダ州で義務付けられている加害者介入プログラムに参加し、アンガー・マネジメントに通っているそうだ。もちろん、マーフィーさんに対しても接触禁止命令が出された。マーフィーさんは「とてもトラウマ的だったが、あの関係を抜け出せたことがうれしい」と語っている。
ロドリゲスの腕は、一部の感覚はないが動く状態に回復しているそうだ。
まだ未練が残っているのか
この出来事は9月11日のことだが、今になって動画を公開することにした理由は、ロドリゲスがいまだにマーフィーさんのことをFacebookに投稿しているからとのこと。
マーフィーさんは動画とともに、「辛い思いをしたけど、あなたを敵視しているわけじゃないって気づいて」とした上で、「私がまだ黙っていることはたくさんある。相手が切り札を持っている時は黙っていた方がいい」と投稿している。(了)
参考:Mail ONLINE「Instant karma for aggressive boyfriend as he smashes his way into house to ‘get to girlfriend’」(12/17)