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マレーシアで放射性物質を含んだ検査装置が行方不明、現在警察が捜査を進める

マレーシアで放射性物質を含んだ検査装置が行方不明、現在警察が捜査を進める
flickr_Bob

マレーシアで危険な放射性物資を含んだ装置の行方が分からなくなっており、懸念が広がっている。

 

「ダーティー爆弾」として使われる可能性

 

その事実が発覚したのは今月初旬。警察当局によれば、首都のクアラルンプールでピックアップトラックの荷台に乗せられ、運搬途中に行方不明になったという。

 

その装置は工業用非破壊検査で用いられる放射線透過装置(Y線)とされ、内部にはイリジウム192という放射性同位体が含まれており、もし機器が分解されたりすれば、汚染が広がる可能性があるそうだ。

 

また危険人物の手に渡った場合、その物質に通常の爆破装置が組み込まれ、放射性物質をまき散らす、いわゆる「ダーティー爆弾」として使われる恐れもあるとしている。

 

数日間そばにいると死に至る場合も

 

失われた装置はマレーシア企業のもので、持ち運び用の把手がついた23kgもある大きな金属の筒状をしており、石油やガス会社などで金属体を透過してテスト及び測定、内部の欠陥・異常を検出する作業に使われていたとか。

 

また国際原子力機関によれば、イリジウム192は数分間から数時間に渡って取り扱うと永続的な傷害をもたらす場合があり、もし数時間から数日間その近くにいた場合、人が死に至る可能性もあるという。

 

ただしそれらが実際に「ダーティー爆弾」として使われるかどうかは、装置の中にどのくらいの量のイリジウムが入っていたかによるそうだ。

 

盗まれたかどうかも分かっていない

 

この装置の紛失は、ドライバーが目的地へ到着後に気づいたとされ、実は現在も誰かに盗まれたのか、あるいはどこかに落としたのかも分かっていない。

 

また装置が消えた後、2人の男性の身柄が拘束され、取り調べを受けたとされているが、現在彼らは解放されているとか。

 

さらに通信社のBernamaによれば、 Mohamad Fuzi Harun警視総監が昨年も同様の事件が起きたことを認めており、その装置についても何の情報も得られていないと語ったという。

 

マレーシアの内務副大臣であるAzis Jamman氏は事件が起きたことを確認しているが、同時に「全てはコントロール下にある」と発言している。(了)

 

 

出典元:REUTERS:Radioactive material reported missing in Malaysia(3/20)

出典元:BBC:Radioactive device goes missing in Malaysia(8/21)

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