マダガスカルで英女性が飛行機から突然飛び降り死亡、部族が遺体を発見
アフリカの南西にあるマダガスカル島で、イギリス人女性が飛行中の軽飛行機から飛び降り、その後遺体が回収された。
突然自らドアを開け、飛び降りる
亡くなったのはMilton Keynes 出身の、ケンブリッジ大学ロビンソン・カレッジに通うAlana Cutlandさん(19)。
彼女は2年間の自然科学・生物学の学位を取得し、マダガスカル島でインターンシップを終えようとしていたという。
しかし7月25日、北部のAnjajavyにある辺境のエリアで調査を行うため飛行機に乗った時、突然自らドアを開け、飛び降りたと言われている。
その後、捜索の結果、彼女の遺体を集落に住む部族が発見していたことが分かり、やがて回収された。
Alana Cutland, a Biological Natural Sciences student at Cambridge University, was flying home from a research trip in the remote area of Anjajavy when she fell to her death.https://t.co/RR6IlsY2DA
— Metro (@MetroUK) August 3, 2019
同乗していた客が足をつかみ続けた
地元の警察によれば、Cutlandさんが飛び降りた「セスナ」には、他にもイギリス人観光客の女性、Ruth Johnsonさんとパイロットが乗っており、その日はAnjajavyの空港から離陸したという。
そして飛び立ってから10分後、Cutlandさんは突然シートベルトを外し、機体右側の鍵がかかったドアを開け、外へ飛び降りようとしたそうだ。
そばにいたJohnsonさんは、彼女の足を5分間も必死につかみ続けたが、その後疲れきって、手を離さざるを得なかったという。
この結果、Cutlandさんは1130mの上空から地上へ落下して死亡。今回遺体が回収された。
Cutlandさんは常に両親と連絡をとり、イギリスの自宅に戻ることにもなっていたそうだが、同時に偏執病(パラノイア・不安や恐怖からの異常な妄想に囚われる)を患っていたとも言われている。
また偏執病が抗マラリア薬の強烈な副作用によってもたらされたとする説がある一方、警察は抗マラリヤ薬については聞いていないとし、現時点でこの事件と薬との結びつきはないとの見解を示した。
彼女の両親によればCutlandさんは明るい性格で、独立心が強く、皆からも慕われる存在だったという。ご冥福をお祈りしたい。(了)
出典元:METRO:Student’s body ‘found in remote jungle’ after ‘she jumped from plane’(8/6)
出典元:BBC:Cambridge student Alana Cutland ‘jumped’ from Madagascar plane(8/2)