間一髪の奇跡!電車が迫る中、駅職員が線路に落ちた男性を引き上げることに成功
アメリカで線路に落ちた男性が、わずかなところで電車にひかれずに、救助されるという出来事が起きた。
まさにギリギリの瞬間
この出来事が起きたのは11月3日(現地時間)、カリフォルニア州のオークランドにある「Coliseum BART駅」とされている。
当時、乗客の男性は、電車がホームに入ってくる時に、線路に落下してしまう。しかし現場にいたベイ・エリア高速鉄道のスーパーバイザーであるJohn O’Connorさん(24)が、すぐに気づき咄嗟に行動。
電車が迫る中、手を伸ばし、落下した男性を間一髪で引き上げることに成功した。(最初の動画は救助された後、2番目が引き上げられる瞬間の映像)
Here is the dramatic platform video of our humble hero John O'Connor saving a man's life at the Coliseum station Sunday night. John is a Transportation Supervisor and has worked at BART for more than 20 years. An amazing rescue. pic.twitter.com/KrO75nqPYb
— SFBART (@SFBART) November 4, 2019
「ヒーローと呼ばれるのは極まりが悪い」
O’Connorさんは、その後の取材でも、落ちた男性を見たときには間に合わない、そこから引き上げるのは難しいと考えていたそうだ。それでも彼は、素早く行動し、男性を見事に救助した。
このためO’Connorさんは周囲から、ヒーローと呼ばれているそうだが、取材に対しては「ヒーローと呼ばれることは、ちょっと極まりが悪いです。なぜなら警察官や消防士は日常的に、ほとんど知られることなく、人の命を救っているのだから」と述べている。
そして「このような状況になった人なら、誰でも同じことをすると考えたいですね」と語った。
落下した男性は事故の後、医者に診てもらったそうだが元気だという。ただし当時はお酒を飲み、酔っていたとされている。(了)
出展元:ABC News:Fast-acting Oakland subway worker pulls California man from path of moving train(11/4)