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牛が痒い体を電柱にこすりつけ変圧器を破壊、800戸が停電に

牛が痒い体を電柱にこすりつけ変圧器を破壊、800戸が停電に
Wikipedia

イギリスで牛が電柱から変圧器を落としてしまい、付近にある多くの家が停電になるという珍事が起きた。

 

変圧器が地面に落下していた

 

その出来事が起きたのは5月7日、場所はスコットランドのサウス・ラナークシャーにある街、Chapeltonの農場「East Shawtonhill Farm」とされている。

 

その牛とはリムーザン牛とよばれる品種の「Ron」だ。

 

農場の所有者の女性、Hazel Laughtonさんによれば、その日の22時から23時の間に、「Ron」が痒い背中を電柱にこすりつけ、変圧器を地面に落としたとみられるという。

 

このため付近の多くの家が停電となり、翌朝の午前4時まで電気が回復しなかったそうだ。

 

電流に触れることはなかった

 

Hazelさんは、翌朝6時に起床。牛たちに餌を与えるため、農場へ向かったという。すると、夫であるGregさんが、電柱から変圧器が落下しているのを発見した。

 

「Ron」の体重は1トンもあり、今までも痒い体を電線に押しつけて掻いていたとか。そこでHazelさんらは、「Ron」が電柱で体を掻いて、変圧器を落下させたと考えるようになったそうだ。

 

この変圧器から伸びた電線には1万1000ボルトの電流が流れていたが、幸い「Ron」はそれに触れることなかったそうだ。

 

ただこの結果、電線が切れたため、ChapeltonやStrathaven、Glassfordという地区の800戸の家が停電になってしまった。

 

このようなことはイギリスでも珍しいらしく、修理に駆け付けたエンジニアも「Ron」が変圧器を壊したことに驚いていたという。

 

Hazelさんはその後、地元のフェイスブックグループにおいて、「Ron」がしでかしたことを謝罪。「彼はお尻が痒かったのです。だから電柱で体を掻いてしまい、変圧器を落としてしまったのです」と投稿した。

 

さらにユーザーらに「Ron」の名前を、「信じられない」という意味の「Sparky」に変えるつもり、と返信したという。(了)

 

 

出典元:BBC:Bull’s bid to scratch ‘itchy bum’ cuts off power to 800 homes(5/8)

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