「このサルめ!」NYで白人女性が黒人女性に差別的な言葉を浴びせる
アメリカのニューヨーク市で、大学に通う黒人女性が、突然白人女性から差別的な発言を浴びせられた。
突然、通りを歩いていたら…
その黒人女性とは、イェール大学で心理学を学ぶKathryn Gravesさん(27 :PhD)だ。
彼女は6月20日の午後、「Black Lives Matter」のTシャツを着て、ミッドタウンを歩いていたという。
すると突然、通りすがりの白人女性から差別的な言葉を浴びせられたそうだ。
白人女性は「オバマのすぐ隣にいるサルの妻だ」や「どうした!髪の毛をピンク色にして」と叫び、さらにGravesさんに近づき、繰り返し「この黒人のサルめ!」と言っては、鳴き声を真似したそうだ。
Gravesさんはその様子を撮影。その後、ネットに投稿したところ、多くの人々の関心が寄せられることに。
CW: Profanity and racial epithets
Twitter: Can we find this woman who just harassed my friend who was walking down the street in #NYC wearing a #BLM T-shirt and had her headphones on?? There need to be consequences! Please RT! pic.twitter.com/ogNCeVyEmz— Megha Chawla (@MeghaChawla) June 20, 2020
新型コロナにも感染させようとしていた?
Gravesさんによれば、彼女はこれまで一度もこのような差別的な憎悪の言葉を浴びせられたことはないという。
また彼女は、白人女性がマスクをしておらず、わざと近づいて新型コロナを感染させる意図を持っていたと気づいたそうだ。
しかしこの時、通り過ぎる人は誰も、この出来事に介入しようとしてくれなかったとか。Gravesさんは次のように語っている。
「人々は積極的に、アンチ・人種差別主義者になる必要があると思います。単に『人種差別主義者ではない』というだけでは不十分なんです」
Gravesさんによれば、この白人女性はホームレスに見えたという。また、この女性が拘束されることを望んではなく、精神的な病気の治療を受けて欲しいとしながらも、公共の安全にとってはリスクがあるとし、ニューヨーク市警に連絡して動画を提出したという。(了)
出典元:NYPost:Black student repeatedly called N-word, ‘ape’ in vile NYC rant(6/22)