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コンゴ民主共和国で鉱山が崩落、坑内にいた50人の生存が絶望的

コンゴ民主共和国で鉱山が崩落、坑内にいた50人の生存が絶望的
Twitter/Sarwar

アフリカのコンゴ民主共和国にある金鉱山が崩落し、坑内で作業していた多くの人々が取り残された。

 

50人が死亡している可能性

 

その金鉱山は東部の南キブ州の街、Kamituga付近にあり、9月11日には豪雨の中で作業が行われていたという。

 

しかし午後3時頃(現地時間)に激しい雨がトンネル内に流れ込み、突然坑内が崩落。約50人の作業員が坑道に取り残されたそうだ。

 

しかも、当時働いていた人たちの多くは若者で、50人全員が死亡している可能性が高いと言われている。

 

坑内に雨水が流入、入口も石で塞がれる

 

現場にいた目撃者によれば、激しい雨が降って水が3つのトンネルに流れ込み、その勢いが激しかったため、出ようとしていた人には、もはや逃げ場がなかったという。

 

また現場で撮影された動画には、取り残された作業員を救うため、人々が素手やシャベルを使い入口を塞いでいる石を除去し、ガレキを運んでいく様子が映っていたそうだ。

 

コンゴ民主共和国の鉱山業界では、高い安全基準を設定していないことから、このような事故が頻繁に起きているとか。

 

実際に昨年の10月16日、廃抗となった金鉱山で地滑りにより16人の命が奪われ、同年6月にも、銅とコバルトの鉱山において地滑りにより43人の鉱山労働者が死亡したという。

 

このため南キブ州のTheo Kasi知事は、このような事故が繰り返されるのを防ぐための手段を実行に移すと述べている。(了)

 

出典元:NilePost:50 feared dead in DRC gold mine accident(9/13)

出典元:BBC:DR Congo gold mine collapse leaves 50 feared dead(9/13)

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