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カムチャッカ半島で海洋生物が謎の大量死、ビーチに多数の死骸が漂着【動画】

カムチャッカ半島で海洋生物が謎の大量死、ビーチに多数の死骸が漂着【動画】
Twitter/Alec Luhn

日本の北東にあるロシアのカムチャッカ半島の海辺に、大量の海洋生物が死んだ状態で打ち上げられており、現在も原因の究明が急がれている。

 

タコやカニやウニなどが大量死

 

先月、カムチャッカ半島にあるビーチに、数多くの海の生物が死んだ状態で打ち上げられ、今月初めに撮影された動画に注目が集まった。

 

その動画はサーファーにも人気のKhalaktyrskyビーチで撮影されたもので、そこではタコや魚、カニ、ウニ、その他の海洋生物、数千匹が漂着している様子が映っていたそうだ。

 

ロシアの研究者が先週の初めに発表したデータでは、死んだ生物がいたエリアには過度なリン酸イオンや鉄分、フェノールが示されていたという。(CNNでは、初期調査として消毒剤などに使われるフェノールが通常値の2.5倍、石油製品が同3.6倍の高さで検出されたと伝えている)

 

しかしそれらの発生源については、明らかになっていない。

 

浅瀬に住む生物の95%が死滅

 

被害の実態もまだ完全に把握されておらず、酷く汚染された範囲は南のAvacha湾から北のNalychev岬まで約40kmに及ぶとみられている。

 

そして地元の自然保護区の科学者が湾内を調査した結果、深さ10mから15mに生息する生物の95%が死んだ可能性が明らかになったそうだ。

 

環境保護の専門家は、カムチャッカ地方政府のウェブサイトで、この被害は人間が生み出したものではなく、自然現象によって引き起こされた可能性を指摘している。

 

下はアザラシの子供らしい死骸が映っている。

 

 

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さまざまな可能性が挙げられる

 

自然現象が原因とされる仮説の1つは、海の生物が、繁殖した藻から生み出される毒の影響を受けたというもの。もう1つの仮説は、火山活動が活発なこのエリアにおいて、地震活動によって海洋生物が死んだというものだ。

 

ただしこのエリアでは、旧ソビエト時代に作られた軍事施設が現在も使われており、実際にロシア太平洋艦隊の艦船の基地がAvacha湾にあるという。またKhalaktyrskyビーチの一定の区域は、8月に行われた軍事演習で閉鎖されていたそうだ。

 

ロシアのメディアで最初に報じられたのは、この地域にあるロシア国防省のロケット燃料保管施設から漏洩の可能性だったが、先週検査が行われ、その可能性が否定された。

 

他の可能性としては、Kozelskyにある有害廃棄物の処理場から漏洩がある。その施設はソビエト時代に作られ、100tに及ぶ有害な化学物質や殺虫剤などを保管していたが、施設のフェンスが破損しているのが見つかっていたという。

 

しかし先週、この施設の調査も行われ、漏れ出た化学物質の徴候は検知されなかったそうだ。

 

グリーンピースのElena Sakirko氏も、あまりにも早い段階にあるため、人為的なものを含めて原因を説明することはできない、としながらも、より徹底した調査が必要だと述べている。(了)

 

 

出典元:ABC News:Mysterious mass die-off on Russia’s eastern coast has scientists searching for answers(10/11)

参考:CNN:ロシア極東で海洋生物の大量死、有毒物質流出か(10/8)

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