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カリブ海のセント・ビンセント島で火山が噴火、大量の灰が雪のように降り注ぐ

カリブ海のセント・ビンセント島で火山が噴火、大量の灰が雪のように降り注ぐ
Twitter/Thomas Christopher

カリブ海に浮かぶ島で火山が噴火し、街が大量の灰で覆われる事態となった。

 

大量の灰が降り続く

 

その島とは、カリブ海のウィンドワード諸島にある「セント・ビンセント島」。

 

ここにある「スフリエール火山」は4月9日に爆発。首都のキングストンを含む多くの街に大量の灰が降り積もったという。

 

実際にネットにも、まるで雪のように灰が降り続く様子や、屋根のような場所に大量に積もった灰の様子が投稿されている。

 

1万6000人が避難、停電も発生

 

これにより1万6000人の住民が避難を余儀なくされ、科学者は数日間か数週間、噴火が続くと警告しているという。

 

また国家緊急事態管理局も、街の風景を「戦場」のようだと表現しており、さらに災害や損害が生じる可能性があると述べていた。

 

その言葉の通り、11日には、さらに噴火イベントが発生。その結果、大規模な停電も起きたそうだ。

 

もっともこの停電はまもなく解消されたようだが、大気中を移動する煙と火山灰の厚い噴煙のために、島への水の供給も寸断され、飛行機も飛べない状況になっているという。

 

もっとも今のところ、人的な被害はない。しかしラルフ・ゴンサルベス首相によれば、9日の噴火以来、すでに数千人が緊急避難所で寝泊りしているという。

 

この「スフリエール火山」は1902年にも噴火しており、その時は1000人以上が犠牲になったと言われている。(了)

 

 

出典元:BBC:St Vincent volcano: Power cuts after another ‘explosive event’(4/11)

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