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アフリカで、インド製の咳止めシロップを服用した69人の子供が死亡

アフリカで、インド製の咳止めシロップを服用した69人の子供が死亡
Twitter/Dala FM Kenya

アフリカ西部のガンビア共和国では、インド製の咳止めシロップにより、多くの子供たちが死亡している。

 

4種類の咳止めシロップ

 

ガンビアでは、インド製の咳止めシロップ4種類に関連し、70人近い子どもたちが無残な死に方をしているという。

 

犠牲者のほとんどは5歳未満で、亡くなった子供の親たちは「口と鼻から血がにじみ出た」と語っており、苦しみを和らげるために、自分の子供が死んでくれることを願った親もいたそうだ。

 

10月5日、国連の世界保健機関(WHO)は、インドにある製薬会社「Maiden Pharmaceuticals」の4つの咳止めシロップについて警告。

 

研究室の検査で、シロップから「許容できない量」のジエチレン・グリコール(diethylene glycol)とエチレン・グリコール(ethylene glycol)が検出され、「死に至る可能性のある急性腎障害」につながると明らかにした。

 

一週間で急性腎不全を発症

 

実際に、ガンビアで暮らすWuri Bailo Keitaさんの2歳の娘・Fatoumattaちゃんが発熱した時、病院はマラリアと診断。パラセタモール・シロップの処方箋を渡して帰宅させたという。

 

しかしその後、一週間もしないうちにFatoumattaちゃんは急性腎不全を発症し、死亡した。

 

また同様に娘を亡くした父親のKeitaさん(33歳)も、次のように語っている。

 

「彼女は何も食べることができず、口と鼻から血がにじんでいました。ある時、私は神が彼女の命を奪ってくれるように、と祈っていました」

 

ガンビアでは、7月以降この問題で69人が死亡し、死者の数はまだ増え続けており、この状況に対する国民の怒りは高まっているという。

 

ガンビアのアダマ・バロウ大統領は、国民への演説で、薬物関連法の更新を約束しているそうだ。(了)

 

出典元:METRO:Indian cough medicine linked to deaths of 69 young children(10/11)

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