イスラエル軍がレバノン南部の広範囲を空爆、数千人が避難

イスラエル軍は停戦中にも関わらず、レバノン南部を攻撃し続け、6月5日も広範囲に渡って空爆を行った。
9つの村に強制避難命令
イスラエル軍は5日、レバノン南部のAnqoun村に対して、まもなく攻撃を行うと警告し、2500人の避難民に避難命令を出し、その後空爆を行った。これにより近くの都市、Sidonへ向かう道路は激しい渋滞を引き起こしたという。
またイスラエル軍はレバノン南部の広範囲で激しい空爆を行い、南部の最大都市の1つであるナバティエではドローン攻撃で車が標的となり、Kfar Tebnitの町も空爆と砲撃を受けたそうだ。
イスラエル軍はこの日、9つの村に強制避難命令を出した後、攻撃を行い、6人が殺害されたと言われている。
「ヒズボラ」もロケット弾攻撃
イスラエル軍は5月31日に、レバノン南部にある中世の十字軍の拠点、ボーフォート城を占領し、現在はナバティエに向けて進軍しているという。
一方、シーア派組織「ヒズボラ」もイスラエル軍を攻撃しており、5日にはボーフォート城付近でロケット弾攻撃を行ったと明らかにした。
イスラエル政府とレバノン政府が合意した停戦協定では、「ヒズボラ」の戦闘員はリタニ川以南の地域から撤退しなければならず、また発砲も禁じられたが、イスラエル側には空爆を継続することが認められていたという。
「ヒズボラ」はこのような停戦協定を、「降伏に等しい」として拒否している。
イスラエル側は現在、レバノン領土の608平方キロメートル以上を占領しており、停戦協定には「試験区域」構想が含まれている。
この構想は、イスラエル軍が特定の地域から撤退し、代わりにレバノン軍が「ヒズボラ」の戦闘員の侵入を防ぐために再び駐留するというものだ。
生後7カ月の乳児が死亡
一方、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区では6月5日、イスラエル兵による銃撃で、パレスチナ人の乳児が殺害された。
パレスチナ保健省によると、殺されたのは生後7カ月になるSam Fahd Abu Haikal君で、両親と共にヘブロン南部の町、Tel Rumeidaで車に乗っている時に、イスラエル兵により銃撃されたという。
家族は当時、Sam君の祖母の家を訪ねる途中で、父親も手に銃弾を受け、母親も撃たれ、その弾丸がSam君の顎に命中。Sam君は重傷を負い、その後死亡が確認された。(了)
出典元:The Guardian:Israel strikes southern Lebanon after ordering evacuations of nine villages(6/5)
出典元:Aljazeera:Iran war live: Lebanon’s president criticises Iran amid Israeli attacks(6/5)


























