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フィリピンで台風被害が拡大、破壊された町の様子【動画】

フィリピンで台風被害が拡大、破壊された町の様子【動画】
YouTube/Storyful News

先日、フィリピンが猛烈な台風に襲われ、多くの犠牲者が出ていることが明らかとなった。

 

30万人以上の住民が避難

 

フィリピンでは12月16日に、台風22号「ライ」が南部を直撃し、大きな被害を受けたという。

 

この台風は「スーパー台風」とも呼ばれており、各地で地滑りや大規模な洪水が発生。多くの家屋が倒壊し、鉄砲水に巻き込まれた人もいたそうだ。

 

フィリピン政府の発表によれば、この台風により30万人以上の住民が避難を余儀なくされるなど、約78万人が被害を受けたという。当時に台風の様子は下になる。

 

現時点で146人の死亡を確認

 

すでに台風は過ぎているが、被害の状況が少しずつ明らかになっており、現在少なくとも146人の死亡が確認されたという。(BBCでは、死者がすでに370人を越えると報じている。今回はABC Newsの記事をもとにしているため、それに従う

 

特に被害の大きかった中部のボホール州では、アーサー・ヤップ知事が各市長からの報告を求めていたが、通信が遮断されたため、48人の市長のうち33人しか連絡が取れなかったそうだ。

 

またヤップ知事は現時点で州内において、少なくとも72人が死亡、10人が行方不明、13人が負傷したと報告。今後も死者はまだかなり増える可能性があると示唆した。

 

他のエリアでも64人の死亡が報告されており、彼らの多くは、倒木や家の壁の崩壊により亡くなり、鉄砲水による溺死、地滑りに巻き込まれた人もいたという。

 

さらに台風に最初に襲われた南東部の州のひとつであるディナガット諸島の当局者は、いくつかの町だけで10人の死者を出したと述べている。他にもセブやレイテ、北スリガオの各州でも被害が出ているそうだ。ネットには、台風で大きく破壊された町の動画も複数、投稿されている。

 

 

フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は12月18日に被災地に向かい、20億ペソ(約45億円)の援助を約束した。また同大統領は、自身が生まれた南レイテ州のマアシン市で関係者と会談したという。(了)

 

 

出典元:ABC News:Typhoon deaths in Philippines top 140; mayors plead for food(12/20)

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