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フランスの動物園で9頭のオオカミが檻から脱走、園内を逃げ回る

フランスの動物園で9頭のオオカミが檻から脱走、園内を逃げ回る
flickr_zoofanatic

フランスの動物園で、多くのオオカミが囲いから脱走するという、驚きの出来事が起きた。(アイキャッチはイメージ)

 

動物園の外へは出ていない

 

その出来事が起きたのは12月18日、場所はフランス南部の街、モントレドン-ラベソニにあるトロワ・バレ動物園だ。

 

この園内にいた9頭のオオカミが安全ハッチを破壊して、フェンスをよじ登り、囲いから逃げ出したという。

 

オオカミたちは動物園の外へ出ることもなく、負傷者もいなかったそうだ。

 

園内には人はあまりいなかった

 

地元当局のFabien Chollet氏によれば、その後4匹のオオカミは射殺され、残りの5頭は囲いに戻され、駆け付けた職員によって麻酔をかけられたという。

 

当時、園内には人はあまりおらず、訪れた入園者には危険が及ばなかったそうだ。

 

ただしChollet氏は、セキュリティの問題が解決されるまで動物園は閉鎖される必要がある、とも語っている。

 

閉鎖を命じられるのは、初めてではない

 

この動物園では、60ヘクタールの敷地に、サルやライオン、フラミンゴなど600頭以上の動物が飼育されているという。

 

動物園のオーナーであるSauveur Ferrara氏は、「オオカミは最近動物園に到着したばかりで、脱走後すぐに一般市民を避難させた」と強調している。

 

しかし、この動物園が閉鎖を命じられるのは、これが初めてではない。昨年10月にも政府の担当大臣によって、動物福祉と職員の安全性を理由に、閉鎖が命じられていたそうだ。

 

ただその後、裁判所がこの決定を覆し、動物園での動物の飼育を許可したという。(了)

 

出典元:BBC:French zoo closed temporarily after pack of nine wolves escape(12/24)

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