イラクにある米大使館に向けロケット弾、防衛システムにより撃墜【動画】
1月13日、イラクのバグダッドにあるアメリカ大使館に向けてロケット弾が発射された。
2発から3発のロケット弾
イラク軍関係者によれば、13日の夜、2発から3発のカチューシャロケット(旧ソビエトが開発した多連装ロケット砲か?)が、アメリカ大使館に向けて発射されたという。
そのうち一発は学校に落下したそうだ。またこの攻撃により、子供1人と女性1人が負傷したと言われているが、学校に落下したロケット弾によるものかは、明らかにされていない。
また少なくとも2発が、アメリカ大使館のロケット防衛システムによって撃墜されたという。ツイッターにも、この防衛システムと思われる映像が投稿されている。それがこちら。
Breaking
US embassy’s anti rocket system C-RAM in Baghdad activated a few seconds ago
I heard explosions
Video taken by me pic.twitter.com/P9XCn0GjMY
— Nafiseh Kohnavard (@nafisehkBBC) January 13, 2022
イラン系民兵組織の仕業か?
実は今月に入ってからこのような攻撃が続いており、アメリカ側はイラン系民兵組織の仕業とみているようだ。
攻撃はアメリカ軍や外交官を受け入れる基地や施設を標的にしているが、アメリカ側に死傷者は出ていない。
また今までもイラン系民兵組織は同様の攻撃を数十回行ってきたが、そのほとんどは被害を出していないという。
ただこの1年で固定翼やマルチローターのドローンを使うようになるなど、攻撃がより巧妙になってきているそうだ。(了)
出典元:Reuters:Rockets fired at U.S. embassy in Baghdad hurt Iraqi woman, child –military(1/14)