【中国】上海の化学工場で大規模な火災が発生、黒煙が空を覆いつくす
先日、中国の上海で大規模な火災が発生したのを、ご存じだろうか?
中国でも最大のプラント
この火災が発生したのは6月18日の午前4時(現地時間)、場所は上海にある石油精製および石油化学工場の1つとされている。
このプラントは国営企業「シノペック」が運営している中国でも最大のものとされ、火災の原因は現時点では不明だが、エチレン・グリコールを扱う施設が影響を受けたと考えられている。
SNSに投稿された動画には、上海の街を黒い煙が覆っている様子が映っていた。
Footage circulating of the fire at a petrochemical plant in #China is eerie end-of-the-world stuff. It’s now been brought under control but at least one death. It started in #Shanghai area at 4am today. Gotta be pretty toxic air too. pic.twitter.com/ubrdJNqgsm
— Stephen McDonell (@StephenMcDonell) June 18, 2022
運転手1人が死亡、従業員1人が負傷
「シノペック」によれば、この火災により輸送車の運転手が死亡し、従業員1人が負傷したという。
また地元メディアは、最大6キロも離れた場所に住む住民が、爆発音を聞いたと報じている。
上海の消防署は500人以上の人員を現場に派遣。現時点では火災は制御されているが、防護焼却が実施されているそうだ。
「シノペック」は、火災による環境への影響を監視しており、現時点では周辺の水環境への被害は記録されていない。また中国の非常事態管理省が、専門家グループを現場に派遣しているという。(了)
出典元:BBC:Fires burn through Shanghai chemical plant(6/18)