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警察署から数100mの場所で、ギャングがフェイクの警察署を運営【インド】

警察署から数100mの場所で、ギャングがフェイクの警察署を運営【インド】
Wikipedia/Bihar Police

地元ギャング団が、ホテルの建物の一角を利用して偽の警察署を8ヶ月間も運営。本物の警察に見つかり検挙されるという事件が、インド・ビハール州であった。

 

付近の交番から約500mの場所

 

事件を報じた海外メディアによれば、インドでは警官や兵士など制服を着た人を特に敬い、畏れる風潮があるのだそう。それを利用し、善良な市民を騙す小悪人は多いらしいが、ビハール州の町のギャングは同じことを組織的、かつ大胆に行なった。警察署から500mほどしか離れていない小さなホテル内に、偽の警察署を作ったのだ。

 

偽警察署にはギャングメンバーの偽警官が詰めていた。彼らは本物そっくりの制服やバッジを身につけ、銃器も持っていたという。

 

そこで何をしていたかというと、公営住宅の入居願書を受け付けたり、(本物の)警察の仕事を紹介したり、様々な苦情申立てを受理するなどし、その際に賄賂をとっていたのだそう。もちろん、作成した書類はゴミ箱行きで、ギャングたちは実際は何もしない。

 

また、偽警察署を本物らしく見せるために、町から遠い田舎の人たちを日当で雇い、警察の偽スタッフを演じさせていたとも報じられている。

 

本物の警察署長が見破る

 

こうした周到な手口のおかげで、近隣住民は誰も疑いを抱かず、偽警察署は約8ヶ月間運営されていた。だがある日、本物の警察署署長であるShambhu Yadav氏が、道ですれ違った2人の偽警官の銃に目を留めた。2人が持っていた銃は、警察の正式な型ではなかった。

 

Yadav署長が2人に所属部署を尋ねると、2人はしどろもどろになったため、警察署に連行したとのこと。その後、ホテルの偽警察署は手入れを受け、現場にいた3人がさらに逮捕された。地元メディアのYouTube動画に、計5人の写真が映っている。

 

 

捕まった5人は、嘘か本当かは分からないが、「本物の警察に雇われていたと信じていた」と言い、自分たちに非はないと主張しているそうだ。彼らのリーダー格であるギャングメンバーは現在逃走中とのこと。(了)

 

出典元:Odditycentral:Gang Runs Fake Police Station Right Next to Real One for Eight Months(8/22)

出典元:MailOnline:Indian gang ‘run fake police station out of a hotel just 500 yards from a real cop HQ and fleece locals for EIGHT MONTHS’ before being caught(8/19)

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