ヒトラーのような口ひげを付けた白人至上主義者、連邦議会襲撃事件で有罪
アメリカの連邦議会に侵入した男が、今回裁判で有罪となった。
「第2の南北戦争」を望む
その男とは、米軍予備役のティモシー・ヘイル・クサネリ(32歳)被告だ。
クサネリ被告は、2021年1月6日に起きた米連邦議会議事堂に侵入。今回の裁判では議会を襲撃した5つの訴因と、公的手続きの妨害とされる1つの訴因で、禁固4年の有罪判決を受けたという。
クサネリ被告は、白人至上主義者で反ユダヤ主義者。アドルフ・ヒトラーのような口ひげを生やし、職場でも公然と「第2の南北戦争」を望んでいると主張していたそうだ。
Timothy Hale-Cusanelli sentenced to four years in federal prison by Judge McFadden continuing the streak of light sentences from this Trump appointed judge, probation office recommended a 60-month (5 years) DOJ is asked for 6.5 years. #Justice4J6 pic.twitter.com/SieAPFkFx2
— #SeditionHunters (@SeditionHunters) September 22, 2022
政府の機密情報を保有
同僚によると、クサネリ被告は「ユダヤ人や少数民族、女性に関する極端な、あるいは過激な意見」を持っていたという。
また、議会襲撃事件の後、ルームメイトに「爽快感を感じた」と満足げに話していたそうだ。
しかも議会襲撃に参加した当時、クサネリ被告は海軍の契約職員として現役で働いており、政府の機密情報を保有していたという。
Timothy Hale-Cusanelli, a New Jersey army reservist and Trump supporter who tried to look like Hitler, is imprisoned for four years for storming the US Capitol on Jan 6. Another MAGA Republican off the streets. pic.twitter.com/H7kgsK0iKC
— Mike Sington (@MikeSington) September 23, 2022
マクファーデン判事は判決で、被告の主張は説明責任を回避するための明らかな試みであり、被告の「人種差別と反ユダヤ主義の動機」は、他の暴徒とはかけ離れている(一線を画している)と述べたそうだ。
連邦議会襲撃事件では、トランプ元大統領に扇動された数千人の支持者らが議会に突入。この暴動の結果、5人が死亡し、140人の法執行官(警察官など)が負傷している。(了)
出展元:METRO:‘Hitler moustache’ navy reservist sentenced to four years for role in Capitol Riots(9/23)
出典元:BBC:‘Hitler moustache’ Capitol rioter sentenced to four years(9/23)