【ロシア】モスクワ郊外のショッピングモールで大規模な火災が発生、1人死亡
先日、ロシアの首都・モスクワ郊外にあるショッピングモールで、大規模な火災が発生し、その動画がネットにも投稿されている。
火災中に大きな爆発が発生
この火災が起きたのは12月8日、場所はモスクワ郊外にある「Mega Khimkiモール」だ。
火災はモスクワ時間の8時30分に発生し、同施設内のスーパー「OBI」の屋根に炎が広がったという。
またネットに投稿された動画にも、大きな爆発が起きる様子が映っていた。
Что могло так взорваться в торговом центре? Кроме того, есть пара вопросиков к пожарным инспекциям. По документам наверняка все было максимально безопасно pic.twitter.com/IuONMqQVgZ
— IanMatveev (@ian_matveev) December 9, 2022
2時間後には消火、1人死亡
消防士によると家庭用品や園芸用品を販売する「OBI」では、少なくとも1回の爆発があり、構造物が崩壊し始めたという。
またこの爆発は、エアゾールやペンキの缶への引火が原因とみられている。
ロシア非常事態省によれば、火災は2時間後には消火され、少なくとも1人が死亡したという。
火災の原因として放火の可能性が調査されているが、電気系統の故障が引き金となった可能性が高いとみられている。
ドイツ企業が所有していたが撤退
このショッピングセンターには欧米の大手小売店が入居していたが、2月のウクライナ侵攻後に撤退していたそうだ。
また「OBI」はドイツのハードウェア・チェーン店が所有していたが、この会社は今年の夏に27のスーパーを含むロシアの全店舗を売却し、すでにこの店のオーナーではなかったという。
現在の所有者は、ドイツ系イスラエル人のビジネスマン、ヨゼフ・リョクモビッチ氏。彼はこの店の株式の60%を、たった10ドルで手に入れたと言われている。(了)
出典元:BBC:Huge fire engulfs Russian shopping mall Mega Khimki near Moscow(12/9)