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【インドネシア】分離主義者の戦闘員が、NZのパイロットを人質に

【インドネシア】分離主義者の戦闘員が、NZのパイロットを人質に
Twitter/Susi Air

インドネシアのパプア州で、分離派の戦闘員が、ニュージーランド人のパイロットを人質にした。

 

パイロットだけを人質、乗客は解放

 

その犯行を行ったのは、自由パプア組織(OPM)の軍事部門である、西パプア解放軍の戦闘員だとされている。

 

OPMのスポークスマンであるSebby Sambom氏によれば、「Susi Air」の民間機が2月7日、山岳地帯Ndugaの町、Paroに着陸した直後に、戦闘員が襲撃したという。

 

戦闘員は、インドネシアからの独立のための闘争の一環として、飛行機に火をつけ、パイロットのPhillip Mehrtens氏を取り押さえたそうだ。

 

一方、飛行機には幼い子供を含む5人の乗客が乗っていたが、全員がパプア先住民であるために、戦闘員らは解放したという。

 

1969年に国連の関与でインドネシア領に

 

Sambom氏は、パイロットが生きていると述べたが、居場所については明らかにしていない。

 

一方。パプア州の警察は、パイロットと乗客5人を探すために、警察と軍人がその地域に派遣されたと述べている。

 

Sambom氏は、次のように声明を読み上げたという。

 

「インドネシアがパプアを認め、自由にしない限り、私たちは人質にしているパイロットを決して解放しない。ニュージーランド、オーストラリア、アメリカは、過去60年間にインドネシア軍がパプア先住民を殺害し、大量虐殺するのを助けたことに対して責任を負わなければならない」

 

インドネシアのパプア州と西パプア州は、独立したパプアニューギニアと島を共有しているという。

 

しかし、これら2つの州は、1969年に国連が監督する投票によってインドネシアの支配下に置かれ、それ以来、分離を求める争いに悩まされてきたそうだ。

 

またOPMは、1996年にも人質事件を起こしたことがあると言われている。(了)

 

出典元:The Guardian:Separatists fighters in Papua hold New Zealand pilot hostage(2/8)

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