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【ロシア】潜水艦の元指揮官がジョギング中に死亡、射殺される

【ロシア】潜水艦の元指揮官がジョギング中に死亡、射殺される
Twitter/DEFENSE EXPRESS

潜水艦の指揮官をしていた男性がロシア国内で銃撃され、死亡した。

 

潜水艦「クラスノダール」で指揮

 

死亡したのはStanislav Rzhitsky氏(42)。彼はロシア海軍の潜水艦「クラスノダール」の元指揮官で、最近はクラスノダール市において兵の動員に関する副責任者を務めていたという。

 

クラスノダール地方はロシア南部、クリミア半島の東隣にあるが、Rzhitsky氏は7月10日の朝、同市のOlimpスポーツセンターの公園で、ジョギング中に何者かに撃たれて、死亡した。

 

ロシア連邦保安庁(FSB)は7月11日、64歳の男が殺人容疑で逮捕されたと発表した。

 

ウクライナの都市への攻撃を命じる

 

ウクライナ軍によれば、Rzhitsky氏は2022年7月、潜水艦の指揮を執っていた時、ウクライナの都市、Vinnytsiaへの攻撃を行ったという。

 

この攻撃では巡航ミサイルが使われ、ウクライナの市民23人が殺害されたそうだ。

 

Twitter/NEXTA

フランスも長距離ミサイルを供与へ

 

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は7月11日、ウクライナに長距離ミサイル「スカルプ(Scalp)」の供給を開始すると発表した。

 

「スカルプ」はイギリスとフランスが共同開発した巡航ミサイルで、英名は「ストーム・シャドー」。射程は250kmにも及び、ロシアが占領する地域の奥深くまで攻撃が可能となる。

 

イギリスはすでに「ストーム・シャドー」を、ウクライナへ供与しており、いくつかの戦果も挙げているようだ。

 

マクロン大統領は、NATO首脳会議が開催されるリトアニアの町、ビリニュスにおいて記者団に対し、次のように語った。

 

「私は、ウクライナが敵地深く攻撃できる能力を持つことを可能にするため、武器と装備の納入を増やす決定をした」

 

8月にパイロットの訓練を開始予定

 

NATO首脳会議で集まった関係者によれば、ウクライナのパイロットに「F-16」戦闘機を操縦させる訓練を8月にデンマークで開始し、ルーマニアにも訓練センターを設置する予定だという。

 

NATO加盟国のデンマークとオランダは、パイロットや支援スタッフの訓練、航空機の整備などの国際的な取り組みを主導しており、最終的にはウクライナに「F-16」を供給できるようにすることを望んでいる。

 

しかし今までのところ、「F-16」を送ることを約束した国はなく、ウクライナ側も西側諸国に対し、この戦闘機を提供し、パイロットを訓練するよう繰り返し求めてきた。

 

今回、訓練の開始を発表した後、デンマークのTroels Lund Poulsen国防相代理は、記者団に対し「うまくいけば、来年の初めには結果を見ることができるだろう」と語ったという。(了)

 

出典元:The Guardian:Zelenskiy says he has faith in Nato but not confidence after failure to secure invitation to join – as it happened(7/11)

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