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ISISの攻撃により23人のシリア軍兵士が死亡、今年最大の犠牲者

ISISの攻撃により23人のシリア軍兵士が死亡、今年最大の犠牲者
flickr_Chairman of the Joint Chiefs of Staff

シリア東部で、ISIS(イスラム国)の攻撃が行われ、数多くの兵士が死亡し、または行方不明になっているという。

 

10人以上の兵士が負傷、行方不明者も

 

イギリスを拠点とする「シリア人権監視団」によると、ISISの戦闘員らはシリア東部のデイル・アルズール州で軍用バスを包囲した後、発砲したという。

 

これによりシリア軍の兵士23人が死亡。また10人以上の兵士が負傷し、数十人が行方不明になっているそうだ。

 

今回の犠牲者の数は、ISISによる攻撃で今年最大のものとされている。

 

広大な砂漠を隠れ家にしている

 

そもそも2019年に最後の領土を失ったにもかかわらず、ISISは依然として広大なシリアの砂漠を隠れ家にしており、そこから待ち伏せやヒット・アンド・ラン攻撃を行っているという。

 

今回襲撃が行われた場所は、イラク国境に近い「T2ポンプ・ステーション」付近とみられ、そこは2017年にシリア軍に占領されるまでISISの拠点だったそうだ。

 

「シリア人権監視団」は、今回の襲撃による死者数は、今後さらに増えるとの見方を示している。

 

シリアの北部と北東部で攻撃を強めている

 

実は先週の初めにも、かつてISISの拠点であったラッカ県で、ISISの攻撃により10人のシリア軍兵士と親政府派の戦闘員が死亡したという。

 

またISISの戦闘員は、ここ数週間、シリアの北部と北東部で攻撃を強めているそうだ。

 

ただシリアにおけるISISの元指導者であるアブ・フセイン・アル=クライシ容疑者は、4月にトルコ軍によって殺害されている。

 

それでも国連は、依然としてISISが根強い脅威であると警告している。(了)

 

出典元:BBC:Islamic State attack on army bus kills 23 Syrian soldiers(8/11)

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