「ウルフ・ムーン」と呼ばれる「スーパームーン」が1月1日の夜空に浮かぶ
いつもより大きく見える満月、いわゆる「スーパームーン」が元旦の夜空に浮かぶのをご存知だろうか。
12月3日に引き続き夜空に出現
「スーパームーン」とは、楕円形の軌道を描いて移動する月が、地球にもっとも接近した時の満月とされている。
そのため地上からは通常の満月よりも大きく、そして明るく輝く姿が観測できるという。
そして昨年の12月3日に引き続き、今年は1月1日と1月31日に夜空に浮かぶとされている。
1月最初の満月は「ウルフ・ムーン」
また1月の最初に浮かぶ満月のことを、ネイティブ・アメリカンは「ウルフ・ムーン」と呼んでいたそうだ。
というのもその夜は狼が住処から出て、月に向かって吠えるからと言われているが、その結果、スカイウォッチャーの中には今回の「スーパームーン」を「ウルフ・ムーン」と呼ぶ人もいるとか。
ちなみに1月31日に浮かぶ「スーパームーン」は「ブルームーン」と呼ばれており、皆既月食を伴うという。
そのため月の色が血のような赤い色に染まるなど、ちょっと珍しい現象が観測できるそうだ。
地平線に近い位置だと違いが分かる
NASAによれば「スーパームーン」は13カ月ごとに現れるが、今回は昨年の12月3日に続き、近い日数で観測できる珍しいケースだという。
このスーパームーンが見られる正確な日時は1月1日と2日の間とされ、ピーク(満月)に達するのはグリニッジ標準時では2日の午前2時24分(日本時間では午前11時24分)とされている。
ただし通常の満月との違いがはっきり感じられるのは、月が高く昇った時よりも、昇る前や沈む前。
つまり地平線や水平線に近い位置に浮かんでいる時には、月が通常の満月よりも大きく感じられるそうだ。
天気が良ければぜひ、夜空を仰いでみてはいかがだろうか。(了)
出典元:INDEPENDENT:Supermoon: New Year’s Day ‘wolf moon’ will be first of 2018(2017/12/29)