カナダの夜空に無数の「光の柱」が出現、ネオンや街灯に反射し色とりどりの光を放つ
カナダの上空で珍しい「光の柱」が目撃され、話題となっている。
●ネオンや街灯の色を反射させる
これが目撃されたのはアルバータ州とオンタリオ州。
この「光の柱」は気温が低下し、大気中にある水の分子が凍って非常に小さな結晶(ダイヤモンドダスト)となり、それが光に反射することで起きると考えられている。
たいていは太陽の光とこの結晶の組み合わせによって発生するが、今回は街灯やネオンサイン、家からの光によってさまざまな色の柱を空中に描いたという。
Amazing #lightpillars this morning Dec/9 in Blackfalds AB. #atoptics #atmosphericoptics #ABwx #teamtanner @treetanner @weathernetwork pic.twitter.com/WZH9CjDK38
— Darlene Tanner (@dartanner) 2016年12月9日
実際、昨年の12月9日に目撃されたアルバータ州では当時の気温はマイナス27℃、1月6日に発生したオンタリオ州ではマイナス18℃だったと言われている。
●キラキラ輝きながら色を変えていた
オンタリオ州に住むTimothy Elzingaさんは1月6日の午前1時30分頃、ちょうど2歳になる息子が泣き出したことで目を覚まし、偶然光の柱に気づいたそうだ。
彼はビデオでその様子を撮影しているが、動画で見るよりも直接見た時の方が非常に明るい光を放っていたという。
Elzingaさんは動画の中で「それはほとんど超自然現象のようで、空からビームが降りてくる宇宙戦争のように見えました。このような景色は見たことはありません。全ての柱は色が異なっていて、明滅しながら色を変えていました」と語っている。
寒い夜空に偶然現れた「光の柱」。これはサンピラー(太陽柱)現象の1つと考えられるが、太陽の光で柱が立つ姿は北海道の名寄市でも見られることがあるという。
出展元:DailyMail:Extraordinary images show ‘light pillars’ dancing above houses after sunshine and snow combine to create rare effect(1/13)