孤独な犬と励ましたワンコ、絆を深めた2匹がハグする写真に心が温まる
離れて暮らしながらも絆を深めたワンコたちの、心温まる姿をとらえた写真が公開され、話題となっている。
一人残され、不安に駆られるハスキー犬
その写真を撮影したのはタイに住む、Oranit Kittragulさん。彼女は「メッシー」という黄色っぽい毛並みが美しいラブラドールを飼っているという。
そしてKittragulさんが住む場所から通りを挟んだ向かいの家には、「アウディ」と呼ばれる灰色のハスキー犬が飼われていた。
しかし「アウディ」の飼い主は、仕事で家を空けがちだったとか。
その度にハスキー犬の「アウディ」は1人で庭に残され、不安症を引き起こす子犬と同じように、鳴き続けることもあったそうだ。
そんな「アウディ」を「メッシー」が慰めていたとみられ、おかげで不安に駆られて鳴くことが少なくなったとか。
Kittragulさんは取材で「アウディが寂しくて鳴いている時、私の犬はただ家のフェンスから見ていて、時々アウディに吠えていました。無論、私には彼らがどんなコミュニケーションをとっていたのかは分かりません。けれどアウディは鳴くのをやめるのです」と語っている。
庭の門が開き、通りを渡り走ってきた
そして偶然、「アウディ」が「メッシー」に感謝を伝える場面が現れる。ある日、「アウディ」の飼い主が庭のゲートを閉め忘れて、そのまま仕事へ向かってしまったという。
「アウディ」はそのチャンスを見逃さなかった。Kittragulさんが気づくと、彼は庭から逃げ出し、通りを渡ってメッシーのいる所まで挨拶にきたそうだ。
Kittragulさんは取材に対し「アウディはメッシーに向かって走ってきました。そして彼らはお互いに強く抱きしめ合ったのです。そしてこの優しい瞬間を、カメラで撮影したのです」と語っている。
その後、アウディは家に帰っていったそうだが、Kittragulさんによればこれによって離れ離れだった2匹の絆が、以前から深まっていたことが明らかになったという。
犬も死んだ仲間を心配して、遺体のそばからいつまでも離れないことがある。犬たちも彼らなりのコミュニケーションをとって、絆を深めているのかもしれない。(了)
出典元:The dodo:Lonely Dog Escapes Yard To Get A Hug From His Best Friend(7/12)