Facebook/Shihabudheen Ak

数週間前からSNSに出回っている特異な卵の写真。黄身が黄色でなく、緑色なのだ。これにはSNSユーザーだけでなく、動物学者たちも驚いている。

インドの養鶏場主が投稿

当初はフェイクだと思われていたその写真、オリジナルはインド・ケーララ州マッラプラム市で養鶏業を営むAk Shihabudheenさんが投稿したもの。

Shihabudheenさんは、「緑の卵はフェイクでない」と主張しており、写真だけでなく、割った卵の中から緑の黄身が出てくる様子を映した動画をいくつも投稿している。また、現地メディアの取材を受けて、「この変わった卵のことで、インドじゅうのジャーナリストと動物学者がコンタクトして来ている」と話す。

学者も驚き

黄身が緑になる理由は、Shihabudheenさんにはまったく分からない。養鶏場でたまたま見つけた、とメディアに話している。

「あれは数ヶ月前のことでした。自宅の横に作ってある養鶏場で、一匹の雌鶏が卵を産んだんですが、その黄身が緑色だったんです。卵は家族で食べるつもりでしたが、ビックリして食べられませんでしたよ。その雌鶏が産んだ卵は、全部、黄身が緑色でした。そこで、いくつかの卵を温めて孵（かえ）してみたんです。孵った6羽の雛うち何羽かが、やがて緑の卵を産み始めました」

後から緑の卵を食べてみたところ、味は普通の卵と同じで、体に異常を来たすこともなかったそう。

インドのメディアによれば、多くの動物学者がこの卵に興味を示しているらしい。例えば、ケーララ獣医動物科学大学の専門家が、卵を実際に見るために養鶏場を訪れ、卵を持ち帰って調査を始めているそうだ。

同大学のSankaralingam助教授はメディアにこう話す。

「原因解明のために、すでにいくつかのテストを始めています。これは非常に稀な事例ですね。おそらく鶏が食べている餌と関係があると思いますが」

餌が原因だという意見に、養鶏場主のShihabudheenさんは同意しない。なぜなら、普通の卵を産む鶏にも同じ餌を与えているからだ。「米とココナッツオイルを混ぜたもの、と、自宅の残飯を、どの鶏にも与えている」という彼は、大学の調査結果を早く知りたがっている。（了）

出典元：The News Minute:‘Green-coloured’ egg yolks in this Kerala man’s farm leave experts puzzled(5/15)

出典元：Odditycentral:Experts Puzzled by Green Yolk Eggs Laid by Chickens on Small Indian Farm(5/22)